こんにちは けいこぶ(@kei_cob) です。
日本ではいろいろなスナック菓子が売られていますが、その名前の由来を意識したことはありますか?
それぞれのお菓子にはメーカーの担当者が想いをこめてつけた名前の由来があります。
今回、そんな有名なスナック菓子の名前の由来をまとめてみました。
■目次■
有名なスナック菓子の名前の由来一覧
それでは有名なスナック菓子の名前の由来をまとめていきます。
あなたの好きなお菓子はありますでしょうか?
カール(meiji)の由来
明治の人気商品「カール」。
誰もが知っているこのお菓子、実は1968年に発売された日本初のスナック菓子になります。
そんなカールの由来は、お菓子の独特な形状「curl(巻く)」からきています。
このとき、商標登録の関係上「curl」で登録することができなかったため、カールの英語表記は「karl」となっています。
ただし、カールの由来に関しては公式HPに見解が記載されておらず、さまざまな由来の説があります。
そのなかでも有力なのが形状の「curl(巻く)」からきているという説になります。
また、マスコットキャラクターのカールおじさんは見方によっては泥棒のようにみえなくもないためテレビのCMから外されたことがあります。
おもしろい裏話ですね。
ハッピーターン(亀田製菓)の由来
亀田製菓の人気商品「ハッピーターン」。
最近では4年ぶりに製法がリニューアルされるなどますます勢いをつけている人気商品です。
(新旧のハッピーターンを比較した記事はこちら)
そんなハッピーターンの由来は、ハッピーターンが開発されていた時期が関係しています。
ハッピーターンが開発されていた当時、日本は第一次オイルショックの影響で不況のまっさなかでした。
そんな不景気を吹き飛ばしたい、みんなにハッピー(幸せ)が戻ってきて(ターン)ほしいといった願いをこめてハッピーターンという名前がつけられました。
日本の景気を取り戻すハッピーターン、すてきなネーミングですね。
ハッピーターンは表面についているパウダーがとれないようにキャンディータイプの包装が使われていたりとなにかと細かいこだわりの多い商品になります。
じゃがりこ(Calbee)の由来
カルビーの人気商品「じゃがりこ」。
パッケージの裏にはキリンのダジャレがかいてあるサクサクとおいしいお菓子です。
(じゃがりこのキリンのダジャレ一覧をまとめた記事はこちら)
そんなじゃがりこの由来ですが、当時の開発背景に由来しています。
じゃがりこが開発された当時、開発担当者の友人(りかこさん)がじゃがりこをとてもおいしそうに食べていました。
その姿をみて「じゃがいも+りかこ」⇒「じゃがりかこ」⇒「じゃがりこ」となったとのこと。
開発担当者ではなくて担当者の友人というのがおもしろいでね。
じゃがビー(Calbee)の由来
カルビーの人気商品「じゃがビー」。
皮つきのじゃがいもスナックとしてポテトフライに近い食感がおすすめポイントですね。
そんなじゃがビーの由来ですが、これは単純にじゃがいもの「じゃが」とカルビーの「ビー」とを組みあわせて名づけられました。
このあとにご紹介するカルビーの「じゃがポックル」はじゃがビーをさらにこだわり抜いた商品になります。
じゃがポックル(Calbee)の由来
北海道で限定発売されているカルビーの人気のおみやげ商品「じゃがポックル」。
同じくカルビーのじゃがビーと似ている商品になりますが、じゃがポックルは北海道産の厳選された原料やオホーツクの焼き塩が使われていたり、製法も手作りに使い工程で作られていたりとこだわりの強い商品になります。
そんなじゃがポックルの由来ですがアイヌ語のコロポックル(アイヌの伝説の妖精)とじゃがいもとを組みあわせて名づけられました。
コロポックルは夜中にこっそりと食べものを置いていく優しい心を持ち、幸せもたらしてくれる神様として伝えられています。
ドンタコス(湖池屋)の由来
湖池屋の人気商品「ドンタコス」。
めずらしいタコス味のスナック菓子として発売当時から愛されている人気のスナック菓子です。
そんなドンタコスの由来はスペイン語です。
「ドン(Don)」はスペイン語で1番という意味があり、タコスで1番の優れものといった意味合いで名づけられました。
ベビースターラーメン(おやつカンパニー)の由来
おやつカンパニーの人気商品「ベビースターラーメン」。
1959年の発売から60周年をむかえた歴史あるスナック菓子です。
そんなベビースターラーメンの由来はスター(1番)にあります。
ベビースターラーメンは1959年の発売時には「ベビーラーメン」といった名称で販売されていました。
しかし1971年、子供向けスナック菓子の一番すなわちスター(1番)になりたいとの想いを込めてベビースターラーメンと名称が変更されました。
まさに名前の変更が功を奏したのか、今では誰もが知っている人気のスナック菓子になりました。
ちなみに、ベビーラーメンは「子供向けのスナック菓子」といった想いから名づけられました。
ポリンキー(湖池屋)の由来
湖池屋の人気商品「ポリンキー」。
「ポリンキー、ポリンキー、三角形のヒミツはね♪」のCMでおなじみの人気商品になります。
そんなポリンキーの由来はとてもシンプルです。
おいしさと食べる楽しさがわかり、なおかつ語呂がよくて忘れにくい言葉を考えた先にいきついた言葉。
それがポリンキーというわけです。
他のスナック菓子が何かしらの名前にちなんでいる商品が多いなか、この直感的なセンスはすてきですね。
なお、ポリンキーの三角形(1辺60℃の正三角形)の秘密はいまだに解明されておりません。
カラムーチョ(湖池屋)の由来
湖池屋の人気商品「カラムーチョ」。
マスコットキャラのヒーヒーおばあちゃん(1853年生まれ)が愛らしい人気商品です。
そんなカラムーチョの由来ですが、スペイン語のムーチョ(もっと)になります。
「もっと辛いものを」といった意味合いからカラムーチョと名づけられました。
また、同じく湖池屋から販売されているすっぱムーチョに関しても「もっと酸っぱいものを」といった意味合いで名づけられました。
プリングルズ(森永製菓)の狙い
アメリカのP&G(プロクター・アンド・ギャンブル)から発売され、日本では日本ケロッグや森永製菓が販売代理店として発売している人気商品「プリングルズ」。
一見、ポテトチップスのようにも見えますが、実はプリングルズはポテトチップスではありません。
じゃがいもと小麦粉とを原材料としたビスケットに分類されるのです。
そんなプリングルズの由来ですが、2つの由来があります。
1つは「じゃがいもを処理するための方法と装置」というアメリカの特許を取得した人物「マーク・プリングルズ」にちなんで名づけられたという説です。
もう1つは、プリングルズの製造元であるP&G社の本社のある地域にあるプリングルズ通りにちなんで名づけられたという説です。
P&Gの公式HPにはプリングルズ通りに由来するとの記載があったことがあるらしいことをふまえると(現在は閲覧不可)、後者のプリングルズ通り説が有力であるといえます。
チップスター(ヤマザキビスケット)の由来
ヤマザキビスケットの販売する人気商品「チップスター」。
シンプルで真っ赤な筒状のパッケージは発売当時はファッショナブルなスタイルとして爆発的な人気となりました。
その真っ赤な筒状のパッケージは今もなお続いています。
そんなチップスターの由来ですが、これは製造元のスタッフが用いていた仮称がそのまま商品名になりました。
当時のスタッフが「ポテトチップスで人気No.1のスターになるように」と願いを込めて呼んでいたのがそのまま商品名になったとのことです。
名前の由来としては湖池屋のベビースターラーメンと似ていますね。
まとめ
開発者関係、願いを込めたもの、思いつきに近いものなどさまざまな由来がありました。
ぜひとも名前を由来を覚えておいて、よりいっそう商品への愛着を深められてください。
以上、日本で売られている有名どころのお菓子の由来をまとめてみました。