ここ最近、動画編集ソフトという言葉を日常生活でよく聞くようになりました。
- 家族を撮影した動画を編集して綺麗に残したい
- 旅行先の風景をまとめておきたい
- YouTubeに動画を投稿して収益を得たい
動画を編集する目的は人それぞれなのですが、なにかと動画を編集する人が増えてきている印象を受けます。
かくいう僕も…
現役ユーチューバーとして活動してますので、
動画編集はもはや日常のルーティン、欠くことのできない作業です。
実際、多い日なんて1日中動画を編集しています…いやはや楽しいけどつらい(笑)
そんな動画編集なんですけれども、そんな人の多くが悩むであろうことがあります。
それは…
どの動画編集ソフトを使ったら良いのか?
ということです。
これは動画を編集したいと思っている人、あるいは実際に動画を編集している人が必ず悩むことです。
編集ソフトってどれも同じにみえるよね
そんな誰もが悩むであろう動画編集ソフトなんですけれども、今回、とあるソフトを使う機会をいただきました。
そのソフトがこちら…
EaseUS Video EditorはEaseUSという会社が販売しているソフトになりまして、なにやら動画編集がサクッと行えるとのことです。
今回、そんな「EaseUS Video Editor」をレビューさせていただく機会をいただきましたので、さっそく使ってみたいと思います。
現役ユーチューバーが本音でレビューします
■目次■
EaseUS Video Editor のライセンス形態
EaseUS Video Editorのライセンス形態は3つあり、それぞれの料金も異なります。
- 1ヵ月間ライセンス 3590円
- 1年間ライセンス 5990円
- 永久無料アップグレード 9590円
料金形態としては最近のソフトに多い「期間を選ぶプラン」か「買い切り型」ですね。
値段に関しては動画編集ソフトとしては圧倒的に安いですね。
特に無料アップグレートの9590円は驚異的です。
ちなみに、あくまでも個人的にはですが、僕はこういった料金体系では常に買い切り型を選ぶようにしています。
なぜなら、期間が限定されたプランだと残り日数が気になってストレスになってしまうからです(笑)
EaseUS Video Editorに関しましても、僕がこのなかで選ぶとしたら間違いなく9590円の永久無料アップデートですね。
このあたりは個人の好みが分かれると思いますので、自身の性格とあわせてご検討ください。
永久無料アップデート以外のプランはどうなの?ダメなの?
お試しで1年間のプランに入るのも悪くないと思うよ!1ヵ月のプランは…ないかな(笑)
EaseUS Video Editor の使用感レビュー
それでは早速、EaseUS Video Editorを使ってみたいと思います。
ソフトを起動すると、まずは編集する動画の画面サイズを選ぶ画面が出てきました。
僕はYouTubeに投稿する動画を編集することが多いため「16:9(横画面)」を選択します。
画面サイズを選ぶと、そのサイズに対応したメイン画面が表示されました。
メイン画面の構成は他のソフトと似たような配置となっているため、動画編集の経験者であれば直感的に理解できる仕様となっています。
ちなみに、あまり動画編集ソフトを使ったことのない人のために補足をしますと、基本的な使いかたとしては次のような流れになります。
- データを取り込む(画像データや音声データなど)
- タイムラインに組み込む
- 動画のイメージを確認
- テキストやエフェクトなどを追加
人によって使いかたは若干異なりますが、僕がYouTube動画を編集する際の流れはこんな感じです。
①にデータを取り込み、②のタイムラインに配置して時間調整、③で動画の雰囲気を確認して、④でテキストやエフェクトなどの装飾をします。
もちろん、細かい機能などを追求していくと更に色々な作業が増えてはいきますが、基本的な使いかたとしては①~④になります。
あと、このあたりの基本的な使いかたに関しましては公式ホームページの「MP4ファイルを簡単に編集する方法」に詳細な記載がありますので、必要に応じてご参照ください。
では次に、
実際に動画を編集してみて感じたことを色々語ってみたいと思います。
タイムラインの仕様に関して感じたこと
タイムラインに関しては画像やテキスト、音声などを貼り付けていく一般的な仕様となっています。
レイヤー構造はデフォルトでは2つでしょうか。
最初、↑このマークの意味がわからなかったのですが、どうやらこのマークはPIPを表しているみたいですね。
画像のなかに別の小さな画像を入れる機能。YouTube動画では動画内に別の動画を入れることがあり、その場合もPIPと呼ばれることがある。
実際にPIPのタイムラインに動画を入れてみると、PIPとして動画を組み込むことができました。
僕はPIP動画はあまり投稿しないユーチューバーではあるのですが、PIPを多用する人には役立つ仕様となっています。
PIPした動画の回転も簡単に行える
PIPで貼り付けた動画はビデオタグで簡単に回転させることができます。
- 回転(左回り)
- 回転(右回り)
- 左右対称
- 上下対称
↑例えば、こういった動画(PIP)を左右対称にしたい場合は…
このように簡単に回転させることができるというわけです。
PIPした動画の縁取りもボタン1つ
また、PIPさせた動画を簡単にマスク処理できるのも評価したいポイントです。
動画編集などにおいて、対象となる部分だけを切り取ること。YouTube動画だけに限らず結婚式ムービーやプライベートの動画でも多用されている機能。
例えば何か適当なマスク処理を使ってみます。
どうでしょう。↑このように動画の縁をぼかした動画にすることができました。
こういった機能、ソフトによってはゴチャゴチャした仕様になっている場合もありますが、EaseUS Video Editorではシンプルな使いかたになっているのがいいですね。
編集画面は全体的にシンプルな構成となっています
字幕挿入機能の仕様で感じたこと
EaseUS Video Editorの字幕挿入機能に関しては、デフォルトで様々な装飾が施された字幕が用意されています。
このあたりは動画のスタイルに合わせて最適な字幕を選ぶといいでしょう。
デフォルトで何らかの装飾が施された字幕というのは、動画編集をするときに何かと便利です。
↑例えばこのように、吹き出しタイプの字幕を簡単に挿入することができるというわけです。
また、字幕の装飾に関しては、
- スタイル(どんな見た目にするか)
- モーション(どんな動きをつけるか)
簡単にカスタマイズすることができます。
例えばフォントと色をちょこっと変化させると…・
このように簡単に字幕を装飾することができます。
このあたりはYouTube動画などを制作する際には必須の機能です。
字幕で装飾できるスタイルの一覧
EaseUS Video Editorでは実際にどんな字幕を作られるのか?
そういったことが気になっている人に向けて、ソフトに搭載されている字幕スタイルを一覧にしてみました。
使ってみた印象としましては、簡単な字幕を挿入する分には問題ないといった感じです。
このあたりはソフトによって装飾できる範囲が変わりますので、自身がどのぐらいこだわるかによってソフトを決める必要があります。
僕の感覚だとEaseUS Video Editorの字幕機能はゴチャゴチャしたのが嫌いでシンプルに使いたい人向けといった感じです。
このあたりは「使いやすさ」と「こだわり」とが天秤になってきますので、どちらを選ぶかは人によって違います。
EaseUS Video Editorの字幕機能はかなりシンプルだと思うよ
mp4をmp3に変換する機能について感じたこと
EaseUS Video Editorではmp4の動画をmp3の音声へと簡単に変換することができます。
ただ、これに関してはmp3に変換するというよりは、
「mp4の動画から音声を分離させ、動画を削除した後にmp3出力している」
といったイメージが近いかと思います。
これに関しましては他の動画編集ソフトでも同じような手順を取ることがありますので、EaseUS Video Editorでもそういった機能が搭載されているということですね。
このあたりの使いかたに関しましては公式ホームページ「mp4をmp3に変換する方法」にも詳細が記載されていますので、必要に応じて閲覧ください。
また、同じような手順によってYouTube動画をmp3に変換することもできます。
これに関しましてはEaseUS MobiMoverといったソフトでYouTube動画をダウンロードした後、EaseUS Video Editorを使ってmp3出力するというわけです。
この方法に関しましても公式ホームページ「mp3変換ツールでYouTubeの動画をmp3に変換する方法」
YouTube動画のmp3ってどういったときに使うの?
音声ラジオとして聞きたいときに便利なんだよ
EaseUS Video Editor のよかった点・改善が必要な点
とまあ、ここまでEaseUS Video Editorを使ってみて、結局のところ…
どこが良くて、どこが悪かったのか?
と気になった人も多いかと思います。
というわけで、そのあたりを率直な気持ちでまとめたいと思います。
EaseUS Video Editorのよかった点
EaseUS Video Editorのよかった点としては次のようなことが挙げられます。
- 動画編集ソフトとしてのコスパが良い
- 最低限の編集機能が備わっている
- 使いかたがシンプルでわかりやすい
まあ、ひとことでいえば…
動画を編集してみたいけど何万円もするようなソフトには抵抗がある。
そういった人にオススメしたい動画編集ソフトだと感じました。
値段の割には動画編集ソフトとして最低限の機能(画面切替効果・フィルター・オーバーレイなど)が備わっていますので、とりあえず動画編集ソフトをさわってみたい人にもおすすめです。
あと個人的には、字幕などをガッツリ編集する作業よりは、実写動画などを切り貼りしてエフェクトをつける作業のほうが向いているソフトだと感じました。
初心者向けか上級者向けのどっち?と言われれば…初心者向けのソフトだね
EaseUS Video Editorの改善が必要な点
僕がEaseUS Video Editorの使いかたに慣れていないだけなのか、使用していてココは改善してほしいと感じた箇所はいくつかあります。
- 細かい作業インターフェースに難あり
- 字幕装飾にもう少し幅が欲しい
字幕に関しては、文字の縁太さの調整やぼかしの調整などが編集できようになるとうれしいです。
現在の編集項目では、字幕の編集といった点では若干貧弱です。
ただし、字幕に関してはVrewなどの人工知能を利用した字幕挿入ソフトがフリーで使えますので、それらを駆使すればどうにでもなると思っています。
1番問題があるとすれば作業性に関する微妙なインターフェースです。
- Ctrl+Z(元に戻す)がうまく機能しないときがある
- タイムラインの移動がシークバーのみ
- 字幕のコピー位置がうまくいかない
これは僕だけなのかもしれませんが、Ctrl+Zを使ったときに1つ前の作業にうまく戻らないことがあります。
ただ、これに関しては仕様というよりはバグに近いのかな?
とも感じていますので、今後のアップデートなどでの改善に期待します。
タイムラインの移動に関してはマウスのドラッグ移動機能をぜひとも搭載してほしいです。
例えば、マウスの右クリックを押しながら移動させるとタイムラインも移動するみたいな仕様です。
これがないと長い動画を編集する際にかなりのストレスになります。
これに関しましても今後の改善に期待します。
あと、字幕のコピーに関してなのですが、
YouTube動画などで字幕を次々挿入する場合、前の箇所で作成した字幕をコピーして再利用することがよくあります。
そのとき、コピーした字幕を貼り付けるときにタイムラインの箇所が設定できれば楽なのですが、どうもコピーした字幕を貼り付ける位置がうまく定まりません。
このあたりはちょっとした仕様変更で何とかなることですので、これも今後の改善に期待します。
ちょっとした仕様変更でどうにかなりそうなので、とても惜しい気がする
まとめ:今度のアップデート次第で化けるソフト
僕はユーチューバーとして2年間ぐらい活動しています。
現在のチャンネル登録者数は8000人程度であり、投稿した動画数も400本を超えました。
そんな初心者からちょっとだけレベルアップしたユーチューバー視点で考えますと、EaseUS Video Editorには今後のアップデート次第で化ける可能性を感じています。
僕は普段はFimora9という動画編集ソフトを使って動画編集を行っていますが、さすがに現時点ではFimora9に対してはユーザーインターフェースといった点で見劣りします。
ですが、EaseUS Video Editorのライセンスには永久無料アップデートのプランがありますので、今後の仕様が改善されていくうちにFimora9や他の動画編集ソフトに追いついてくるのではと期待しています。
まあ…
今でこそ僕はFimora9を比較対象に出して賞賛していますが、Fimoraも以前のバージョンや過去のバージョンでは仕様がひどかったです。
細かいインターフェースでいちいちストレスがたまり、あと…当時のFimoraはソフトが突然落ちることがありました(笑)
ですが、たび重なるアップデートによって現在では以前からは信じられないくらい使い勝手がよくなっています。
そんなかんだで…
僕は動画編集ソフトというのはバージョンアップのたびに使い勝手が向上していくものと認識しています。
EaseUS Video Editorにおきましても、バンバンとバージョンアップして更なる進化を遂げてほしいです。
ソフトの基本的な構成としては悪くないと感じています
EaseUS社のソフトには期待している
EaseUS Video Editorを扱っているEaseUS社に関しましては、以前に壊れたSDカードからデータを取り出すソフト「EaseUS Data Recovery Wizard」のときにとてもお世話になりました。
当時、旅行の写真が大量に入ったSDカードが壊れてしまい、データが取り出せなくなったんです。
それゆえ、
なんとかしてデータを取り出そうと、ありとあらゆる復旧ソフトを試しました。
そのなかで、もっとも多くのデータを復元してくれたソフト。
それが「EaseUS Data Recovery Wizard」でした。
ですので、今回の「EaseUS Video Editor」に関しましても、すばらしいソフトにしてくれると期待しています。
現時点でもコスパ最強なのは間違いありませんので、とりあえずシンプルな動画編集ソフトで大丈夫!といった方にはぜひともオススメしたいです。
今回、そんなEase社の動画編集ソフト「EaseUS Video Editor」をご紹介しました。
どれを使ったらいいのかマジでわからん…