大学を首席で卒業するまでの体験談。無駄なプライドが身についた

こんにちは けいこぶ(@kei_cob) です。

ちょっとした昔話になりますが、大学時代、学部を首席で卒業したことがあります。

首席、すなわち学部内のトップです。

自分で言うのもなんですが、大学を首席で卒業したって経歴は結構めずらしいと思います。

大学を成績上位で卒業したってのはたまに聞きますが、首席となるとかなりレアです。

大学で首席になるのってどんな感じなのか?

どうすれば首席になれるのか?

首席ならではの苦労はあるのか?

需要があるのかどうかわかりませんが、そんな学生時代の話をします。


入学時から首席を狙っていたのではない

私の場合ですが、大学入学時から首席を狙っていたわけではありません。

それどころか、大学入学時の成績は真ん中よりちょっと上くらいです。

ひかえめに言っているわけではありません。ギリギリ上位に食い込めるくらいでしょうか。

では、なぜそんな位置から首席になることができたのか?

理由はとっても簡単です。

周りが勝手に落ちていったからです

日本の大学生は遊んでいる」とはよく言われていますが、私は本当にそう感じます。

とにかく、周りの同級生は遊びほうけていました。

入学式では皆マジメそうな顔をしていたのに、数週間もすれば堕落がはじまっていました。

私から言わせると…

ホント不思議なんですよね。

受験勉強の反動なのでしょうか?

それとも、日本のサラリーマンは絶望的に窮屈な側面もありますので、「最後の晩餐」的な意味合いなのでしょうか?

とにかく周りの同級生は遊びほうけていました。

大学3年生の頃に首席を意識しはじめる

周りの同級生が遊びほうけているなか、私は何をしていたかといえば…

普通に勉強していました。

大学には勉強するために入ったのですから、「勉強するのがあたりまえじゃね?」と思っていたからです。

それどころか大学の授業料やら諸々の費用が高すぎて、マジメに勉強しないともったいないと思っていました。

なんで皆、高い授業料や生活費をかけているのに遊びほうけるんでしょうね。私は不思議に思います。

実家がお金持ちのブルジュアなのでしょうか?

私にはさっぱり理解できませんでした。

とまあそんなかんだでマイペースに勉強を続けていましたら、次第に周りのレベルが落ちていきました。

大学の首席なんてのを意識しだしたのはちょうど大学3年生の頃でしょうか。

その頃には学部内の「マジメに勉強するグループ」とのコミュニティが形成されていましたので、学部内の順位がある程度把握できる状態でした。

そして…

あれっ…もしかしたら首席を狙えるかも」と思いはじめました。

首席を意識してからは緊張感があった

私は大学の首席には2つのタイプがいると思っています。

天才肌タイプ」と「秀才肌タイプ」です。

天才肌タイプは地頭的な賢さを持ち、秀才肌タイプは後天的な努力によって得た賢さを持っていると思います。

私はどちらかといえば「秀才肌タイプ」です。

物覚えは悪いです。理解力も人並みです。

ただ、1度でも経験したこと、失敗したことは忘れない記憶力とコツコツと努力するひたむきさには自信があります。

そんな秀才肌タイプの私ですので、学部内の首席を意識してからは結構つらい時期もありました。

テストにせよ何にせよ、これまでは無意識に勉強していたのが、いつしか首席を争う競争のように感じてしまうようになったからです

あまり意識しても意味がないと思いつつも、「手が届きそうな欲」みたいなものがつきまとうのです。

どうせなら1番じゃないと嫌。

大学生活の後半はさらにひたむきに勉強していました。

結果、無事に大学を首席で卒業することができました。



大学を首席で卒業してよかったこと

まる

大学を首席で卒業すると、結構いろいろなメリットがありました。

それについて話したいと思います。

就職活動での大学推薦が選び放題

これは大学の学部によるところがありますが、私は理系に属していましたので就職活動時には企業からの大学推薦の求人が多数寄せられていました。

大学のレベルにもよりますが、私の大学にもそれなりの大企業や有名企業の求人がゴロゴロとやってきました。

加えて、私の学部では大学推薦の希望が重複したときは成績順で選ばれるといった慣習がありましたので、首席は無敵でした。

選び放題です。

もちろん、大学推薦は内定を確約するものではありませんので、選び放題といっても選考はありますが、それでも大幅に有利であるのには違いありません。

結局、私は一般選考でもいくつか内定をもらいましたが、最終的には大学推薦を利用して1つレベルの上の大企業へ内定をもらうことができました。

まあ…

その後、ソルジャー要員として地獄をみて数年で退職することになるのですが、それに関してはまた別の記事で話しましょう

何かと教授陣に気に入られやすい

大学の首席クラスになると、何かと教授陣からも顔を覚えてもらえます。

そうなると、いろいろと都合がよいことがありました。

授業では教えてもらえないことを教えてもらえたり、何かとチャンスを与えてもらったりしました。

私がもらった最も大きなチャンスは「大学4年生を飛び級して海外の大学院に行かないか?」というお誘いです。

結局、私は断って就職の道を選んだのですが、チャンスといえばチャンスだったと思います。

そのようなチャンスを与えてもらったのも、大学の成績で目立っていたからです。

もちろん、たかだか学部内の首席程度では相手にされないような気難しい教授もいましたが、それでも多くの人には気に入ってもらうことができました。

大学を首席で卒業すると苦労すること

大学を首席で卒業するデメリット。

そんなに大それたことではないのですが、あるにはあります。

変なプライドがついて失敗を恐れる

私のように元々の地頭がよくない「秀才肌タイプ」が首席を取ってしまうと、変なプライドがついてしまいました。

変なプライドとは何かといえば「失敗できない恐怖心」です。

大学を卒業してから同級生にあうと、事あるごとに「おまえは首席だからな~」といわれました。

相手に悪気はないのですが、そういった言葉を聞くたびに「絶対に落ちぶれるわけにはいかない」といった強迫観念が心にすみつきます。

以前、東大卒の高橋まつりさんが電通をやめられず過労死した事件がありましたが、私はあの事件にとても共感しました。

高橋まつりさんが私と同じようなプライドを持っていたかはわかりませんが、私が逆の立場でもなかなか辞められなかったと思います。

事実、私は新卒時に入社した大企業を精神がズタボロになるまで辞めることができませんでした

激務で体重が30㎏増えようが血便で倒れそうになろうが、それよりも「絶対に落ちぶれるわけにはいかない」という恐怖心が勝るのです。

さらに、誰かが「もう仕事を変えた方がいいよ」とアドバイスをしてくれても、同じ土俵にあがっていない人間に言われたくないと拒むのです。

結局、私は精神がズタボロになりながらも転職することができましたが、下手をすると高橋まつりさんと同じ運命をたどっていたかもしれません。

まあ…転職後もまともな精神に戻るまで数年を要したんですけどね。

その話もどこかでしたいです。

大学を首席で卒業するデメリットを挙げるとしたらこんなところです。

もちろん、私とは違い地頭が良いタイプの首席はもっとスマートに立ち回るでしょう。あくまでも私のようなタイプの首席が苦労することになります。



大学の首席になるにはどうすればよいのか

勉強

大学で首席を取るにはどうすればよいのか。

簡単です。

勉強しましょう

ひたすら黙々と勉強し、好成績をおさめればよいのです。

勉強の効率が悪ければ効率を上げましょう、時間が足りなければ時間を捻出しましょう。

大学生活を楽しみつつ、勉強にも全力でコミットする。

それだけです。

ただし、1つだけどうしようもなく無理な場合があります。

同級生にマジメで天才肌タイプの人間がいた場合、おそらく首席を取るのは不可能です。

たまにいますよね。バケモノみたいに頭の回転や要領がよいタイプです

ああいったタイプがいた場合、能力的に首席を取るのは不可能な場合があります。

ですので、私は何やら偉そうに語ってはおりますが、結局のところたまたま同級生に天才肌タイプがいなかっただけなのです。

運よく首席を取ることだできただけの人間です。

どの世界にも私みたいなタイプっていますよね。例えばスポーツの世界なんかもそうです。

たまたま世代的にライバルがおらずチャンピオンになれた人間。

黄金世代に生まれていたらおそらく埋もれていた存在。

私もそんな人間です。

あまり首席にこだわらない方がいい

ただ、1つだけ最後にいいたいことがあります。

あまり首席なんてのにこだわる必要はないと思いますよ。

どうしても首席じゃないとできないことがある」なんて場合は別ですが、たいていの場合はそんなに役に立つことではありません。

それよりも、大学時代に勉強してこれがしたい、あれを実現したいとビジョンを持つ方が大事だと思います。

私みたいに何も考えずに大企業にしがみつき、精神がズタボロになって転職をよぎなくされ、さらに鬱状態から完全に回復するまで数年を要する。

まさに才なき者が無駄なプライドにしがみついた結果だといえるでしょう

私と同じようなコツコツと努力で首席になった人はホント要注意です。

下手をすると私と同じように地獄をみるかもしれません。

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