こんにちは けいこぶ です。
最近、食品の何もかもが小さくなっていますよね。知らないうちに容量が減っていたり、個数が減っていたり、あるいはパッケージ内の謎の空間により容量が大きく見せられていたりと、何かとセコイことをする企業が増えました。
日本人が小食思考になってきたのでしょうか?いや、ありえんでしょ。
あまり普段買うことのない商品の(見えない)コンパクト化はスルーしてきたのですが、今回のブルボンのバタークッキーはスルーできません。コスパが良すぎて重宝していただけに大打撃です。
これが旧タイプのバタークッキーです。お値段はかなり良心的で、セールだと100円を切ることもありました。内容量も15枚と満足できる枚数でコスパがとっても良かったのです。しかし、最近になって新登場?リニューアル?したバタークッキーはちょっとヒドイものでした。
これが新登場したバタークッキーです。えっと…枚数が15枚⇒9枚に減っているだけでなく、なんで価格も高くなっているんですかね。
一応、クッキー1枚の大きさが大きくなってバランスが取れているそうですが、なんか違う感がスゴいです。私は枚数が大きくて食べ分けやすい方が好きです。
値段はじきに安くなっていくのでしょうか?スーパーがやる気をなくしてセール対象にしていない影響もありますが、それでもちょっと今は高いです。
枚数が減っているので、パッケージも若干小さくなっています。縦横どちらにも置けるパッケージにしましたとのことですが、ちょっと苦しい言い訳にも聞こえます。
新タイプの評価できるポイントといえば、小分けにできるように包装が分かれたくらいでしょうか。これは乾燥が防げるのでうれしいですね。ただ、それなら枚数は15枚のまま5枚パック×3で良かったです。なぜ3枚パック×3になってしまったのか…。
数が少なくなって明らかに貧相になってしまったと思います。私は大きいクッキーよりも小さいクッキーがいっぱい入っていた方がお得感があって好きです。小分けにすることで乾燥しないといったポイントは評価できますが、ちょっと3枚は寂しいです。
たしかに新タイプはちょっと大きくなっています。7.1gだったものが10.1gになっていますね。
でも、1パックの総重量で比較すると、
旧タイプ | 7.1g×15枚=106.5g |
新タイプ | 10.1g×9枚=90.9g |
となり実質は減量です。これで値段も下がっていたら納得できますが、実売価格ベースで98円⇒148円はヒドイです。新発売でセールができないのでしょうか?
あと、地味にセコいと感じたのは、旧タイプはバター5%なのに対して、新タイプはバター3%になっているのです。何これ…劣化と違うのか?
原材料名を見ればわかりますが、バターの代わりにマーガリンが付与されていることがわかります。バター3%の表記も微妙に文字がわかりにくくなっていますので、どうにかしてバレないようにがんばった感だけは伝わりました。
値段は高くなって、枚数は減ってしまい、バターがマーガリンに置きかわってしまう。これはさすがに擁護できません。これからは大人しくカントリーマアムでも買っときます。
■目次■
減量に対する企業の変な言い訳がとまらない
ブルボンのバタークッキーですが、例のごとく改悪させた理由がひどすぎます。
昨今の単身世帯や夫婦世帯の増加など、1世帯当たりの人数減少を背景とした食べきりサイズ商品や小分け商品へのニーズに対応し、分包装形態で利便性を高めました。どちらの商品も、生地1枚ずつを大きく、厚くすることで食べごたえと満足感を向上させたほか、3枚ずつ3パックの分包装として食べきりサイズで新鮮な状態でお召しあがりいただけます。パッケージは、それぞれ親しみのある従来からの色をベースに、商品名を海外風のタッチとしました。また、縦置きでも横置きでも陳列可能なデザインとしました。
(出典:@Press「ブルボン、「チョコチップクッキー」と「バタークッキー」を 食べきり対応の分包装で10月23日(火)に新登場!」)
割とマジで、なんでどの企業も変な言い訳をするんでしょう。理解に苦しみます。
生地1枚の食べごたえを向上させている反面、枚数で全体の食べごたえが下がっているのですがどうなんでしょう?
素直に「原材料の高騰などで値上げしないと厳しいです」と言ってくれるだけで良いと思うのですが、どの企業も変なキャッチフレーズを出してきますね。素直に値上げを行うより、知らず知らずのうちに数や容量を減らした方が売り上げ損失が少ないからと言われていますが、それなら変なキャッチフレーズをつけて消費者を煽らない方が良いと思います。
どの企業も変なキャッチフレーズをつけるあまり、消費者の心理を逆なでしてしまう結果に陥ってはいないでしょうか。
また、「原材料の高騰が原因です」と言ってしまうと、原材料が安くなったときに安くしなければいけない圧力が高まるので、あえて原材料には触れないという説もあります。原材料が高くなったら高くして安くなったら安くしたらダメなのか?とも思うのですが、ここはモノづくり的にいろいろあるのでしょうか?
他にも、よくよく考えたら変なキャッチフレーズで炎上している商品が多々あります。
おいしくなって新登場(小さくなって高くなる)弁当
「おいしくなって新登場」と謳った某コンビニ弁当は新登場するたびに容量が減っていき、なぜか値段はどんどん上がっていきます。こちとら10年以上前からコンビニ弁当を愛用しているのです。気づかないわけがありません。いったい、何がおいしくなったのかサッパリわかりません。企業の利益がおいしくなったのでしょうか?
筋肉にやさしい牛乳
meijiのおいしい牛乳は「従来品に比べ、筋肉への負担が約1割軽減」などと謳い、1000ml牛乳が900ml牛乳になりました。あれもひどいキャッチフレーズだったと思います。筋肉への負担を軽減と言っておきながら、キャップは従来よりも固くなっていて余計に力が要りますからね。私はキャップは使いやすくて好きですが、筋肉うんぬんは完全に蛇足だったと思います。
結局、「筋肉にやさしい牛乳」などと揶揄されて売り上げが下がったとも聞きます。ネットで炎上もしていました。あれはやってはいけないダメな例として後世に語り継がれていくことでしょう。
世界でも稀に見る250mlペットボトル
日本青年会議所のパネル展では、最近増えてきた小さい250mlサイズのペットボトルが登場してきた背景を「狭い土地を大切にしてきた日本人は、残したくないという気持ちが強いから」と回答してTwitterで炎上していましたね。
残したくないというか、ゴミが余計に出ていると思うのは私だけでしょうか。
84%値上げした牛乳プリン
森永乳業の牛乳プリンは、旧タイプ130g100円⇒新タイプ85g120円と価格変更したことで「84%値上げしたプリン」として有名になりました。こちらに関しては従来の2倍の牛乳を使用していますなど、「旧タイプとは違うんです」とアピールしていましたが、消費者としては単なる値上げと捉えられてもおかしくありません。
こうして見ると、いろいろ値上げされたり小さくなっていることがわかります。
特にコンビニの値上げは本当に気づかないうちに上がっているのである意味スゴイです。私の勘違いでなければ、昔は100円で売っていた「切れてるだし巻き卵」的なものも小さくなって130円くらいになっていると思います。
ナチュラルに値段を上げられると全然気づきません(笑)
ブルボンのチョコチップクッキーも改悪している
ちなみに、ブルボンに関してはバタークッキーだけでなくチョコチップクッキーも同じ変更がなされています。
バタークッキーと同じく98円(セール時)くらいだったものが148円になっていました。バタークッキーよりもこっちの方がショックかもしれません。
バタークッキーと同じく、どうしてこうなった。
せめて値段が同じくらいなら許容範囲なのですが、どうにかならないもんですかね。
チョコチップに関しては新旧共に12%のままです。バター、マーガリンと違って替えがないですしね。
自分の買っている商品が改悪されると悲しい
商品がどんどんと小さくなっていく問題、どこかで収束していくのでしょうか?
今のところコンパクト化(笑)が止まることなくすべての商品が改悪・粗悪化されている気がします。
何が嫌かって言いますと、自分の気に入っていた商品が粗悪化するのが嫌なのです。やっぱり、お気に入り商品が陳腐化していくのは悲しいものです。
ブルボンのバタークッキー、チョコチップクッキーに関しても、私はここいらで卒業ですかね。ちょっと買っておくと便利な商品だったのですが、なんか買いたくなくなりました。
今年に入ってから買わなくなった商品化リストが増え続けています。セブンイレブンの弁当は買わなくなりましたし、250mlペットボトルも買わなくなりました。その他の小さくなった商品も買わなくなり、品質が下がった商品も避けています。
結果、無駄遣いと間食がなくなり健康的になりました。あれ?良かったのかコレ?