こんにちは けいこぶ(@kei_cob) です。
中年になっても実家に暮らし続けるおじさんを「子供部屋おじさん」と言います。
子供部屋おじさんというワードが生まれてからしばらくして、またまた新しい言葉が生まれました。
それは「ウサギ小屋おじさん」です。
「子供部屋おじさん」「ウサギ小屋おじさん」
よくもまあ、こうポンポンとパワーワードが生まれるものだなと感心します。
ネットスラングってすごいですね。
そんなわけで今回は、子供部屋おじさんに対抗して作られたパワーワード「ウサギ小屋おじさん」についてご紹介したいと思います。
「ウサギ小屋おじさん」とは?
はじめに「ウサギ小屋おじさん」の定義に関してですが、現時点では明確な定義はいまだ決まっておりません。
(定義が決まる前に廃れていきそうな気もしますが…)
とりあえず言えることは、ある程度の年齢であっても狭い借家暮らしをしている社会人のことを「ウサギ小屋おじさん」と呼ぶ傾向があります。
また、最近の5chでは…
の人だとも言われています。
「30歳以上で1LDK以下」となると、これは結構な人があてはまるのではないでしょうか。
私の周りには結構いますよ。
ほとんどの友人が「ウサギ小屋おじさん」になってしまいます。
とはいえ、もともとが子供部屋おじさんに対抗する蔑称として作られた経緯もありますので、広いことに越したことはないのかもしれません。
「ウサギ小屋おじさん」は「子供部屋おじさん」と同じく、なぜか中年男性がターゲットにされた蔑称となっています。
同じ条件の女性がいたとしても「ウサギ小屋おばさん」とは言いません。
あとは「子供部屋おじさん」は「こどおじ」と略されることがありますが、「ウサギ小屋おじさん」は「うさおじ」とは言いません。
「うさおじ」だったらちょっと可愛いなと思っていたのですが…。
「子供部屋おじさん」VS「ウサギ小屋おじさん」
とまあそんな「ウサギ小屋おじさん」と「子供部屋おじさん」との罵り合いが、ネットで一時期盛んにおこなわれていました。
そして、すぐに鎮静化していき今では消えていきそうな勢いです。
そう…
実は「子供部屋おじさん」も「ウサギ小屋おじさん」も、早くも消えていきそうなワードなんですよね。
ネットの一部で急激に流行りだして急激に廃れていく。
一般人からすれば生涯聞くことのない言葉かもしれません。
個人的には「子供部屋おじさん」「ウサギ小屋おじさん」共にゴロの良いパワーワードですので廃れてほしくはないですが、思ったほど息は長くなさそうです。
ただ、ネタとはいえ双方の罵り合いはおもしろかったですね。
子供部屋おじさんへの煽りもなかなかですが、ウサギ小屋おじさんへの煽りもおもしろかったです。
特に好きだったカキコは…
サビ残終わってウサギ小屋に帰ると心がピョンピョンするね
これです。
もうなんというか才能の塊ですね。
そんな返しをとっさにできるようになりたいものだなと素直に思いました。
たしかにサビ残が終わってウサギ小屋に帰ると心がピョンピョンしますw
私も「ウサギ小屋」に住んでいた
ちなみに、1LDK以下の賃貸が「ウサギ小屋」だとしたら、私は以前はウサギ小屋に住んでいたことになります。
しかも1LDKどころではありません。
極狭のワンルームです。
それはもうウサギ小屋でしたよ。
一応、某不動産会社の物件ではありませんでしたが、まさにあのコピペと同じような部屋でした。
せっかくですのでコピペを貼りたいと思います。
・エアコンが勝手に切れる
・チャイムならされたと思って玄関を開けたら、四軒隣の部屋だった
・チャイムが聞こえ今度こそはと思ったけど、やっぱり隣の部屋だった
・チャイムを鳴らしたら住人全員が出てきた
・ティッシュを取る音が聞こえてくるのは当たり前、携帯のポチポチが聞こえることも
・爪切りの音も聞こえる
・納豆をかき混ぜる音も
・壁ドンしたら壁に穴が開いた
・というか、穴が開いたあとも開くまえと聞こえてくる音は変わらなかった
・壁に画鋲をさしたら隣の部屋から悲鳴が聞こえた
・隣二部屋を借り、「これで防音ばっちりだ」と思ったが、
さらにその向こうの部屋の音が聞こえてきた
・右の隣の部屋の住人が屁をこいたら、左の部屋の住人が壁ドンしてきた
・すかしっ屁の音が聞こえる、というか臭いもする
・だけど家賃6万
・業績悪化でさらに壁が薄くなる
・将来的には壁がなくなる可能性も
質の悪い「ウサギ小屋」経験者ならわかると思うのですが、あれって結構マジなんですよね。
全部ではないですが、一部は事実です。
エアコンが勝手に切れることはなかったですが、電子レンジとエアコンを同時に使うとブレーカーが落ちる仕様でした。
また、隣の住人との壁は一部がべニア板になっていましたので、目覚まし時計はもちろんのこと細かな音までダダ漏れでした。
今思えばまさにウサギ小屋です。
世界に比べて明らかに「ウサギ小屋」な日本の賃貸
そもそも、日本人がウサギ小屋を望んでいるのではなくて、日本の住宅事情がウサギ小屋を推奨しているのです。
戸当たり住宅床面積の国際比較
(出典:「国土交通白書」より)
このグラフを見ていただけるとわかるのですが、実は日本の持ち家はそこまで狭くないのです。
意外ですよね。(データはちょっと古いですが、現在でもさほど変わらないでしょう)
問題は借家の広さです。
持ち家の平均延べ面積は122.74m2とそこまで悪くないのに対し、借家になると44.49m2と途端に狭くなります
というよりは、44.49m2でも広いと感じるのが日本人の感覚ではないでしょうか。
逆に…
アメリカの借家が広すぎます…113m2の借家って何なんだよと。
日本人は国からして「ウサギ小屋」が推奨されているとしか思えません。
まとめ
「子供部屋おじさん」「ウサギ小屋おじさん」
ネットの一部で盛り上がっている言葉ですが、今の日本社会を映し出すパワーワードですね。
ちなみに私は両方とも経験しましたが、次のパターンが最強だと思っています。
それが最強です。
ずっと「子供部屋おじさん」だといざという時に戸惑うかもしれませんし、ずっと「ウサギ小屋おじさん」だと心が荒んできそうです。
双方の利点をうまいこと取ったライフプランこそ最強なのではと思います。
もちろん、良い仕事についていきなりまともな家に住めるのに越したことはありません。
そういった意味では「子供部屋おじさん」「ウサギ小屋おじさん」とは何らかの社会の負のスパイラルに巻き込まれたときに経験するものなのかもしれませんね。
一生経験することがない人は、きっと順風満帆で幸せな人生を歩んでいる人でしょう。
以上、一部の巷で話題のパワーワード「ウサギ小屋おじさん」のご紹介でした。