パズドラ大会の優勝賞金没収はおかしい?ジュニアライセンス規定とは?

疑問

こんにちは けいこぶ(@kei_cob) です。

ここ最近、eスポーツ界隈がとてもにぎわっていますね。

ただ…

悪い意味でですが

話題として持ち上がっているのは、ここ最近行われたゲーム大会での賞金に関するニュースです。

9月14日、スマホ「パズドラレーダー」プロ選手の賞金制大会「ドラゴンブースト presents パズドラチャンピオンズカップ TOKYO GAME SHOW 2019」が行なわれ、「パズドラ」のJeSU ジャパン・eスポーツ・Jrライセンスを持つゆわ選手が優勝した。優勝賞金は500万円だったが、Jrライセンスの規定により賞金の贈呈はない。

(出典:「「パズドラチャンピオンズカップ TGS2019」でJrプロ・ゆわ選手が優勝!」より)

パズドラというスマホゲームの大会があったのですが、その大会で優勝したのは14歳のプロゲーマー「ゆわ選手」。

大会賞金は500万円だったのですが…

なんと日本eスポーツ連合(JeSU)のJrライセンス規定により賞金の500万円は没収となったのです


日本eスポーツ連合(JeSU)のJrライセンス規定を確認

一般人の私には…

えっ?なんで賞金没収なの?意味不明なんだけど!

となりましたので、日本eスポーツ連合(JeSU)のJrライセンス規定を確認しました。

すると、次のような規定が書かれていました。

ジュニアライセンス保持者は、JeSU が IP ホルダーその他関係者と協議の上で別に定める場合を除き、予め賞金(報酬)を受領する権利を放棄す
るものとするが、JeSU において相当と認める範囲のものに限り、賞品を受領することができるものとする。ただし、金券に類するものとして JeSU が
別途判断するものは賞品としても受領することはできないものとする。

(出典:「日本eスポーツ連合(JeSU)公認プロライセンス規定」より)

なるほど、たしかにあらかじめ賞金を受け取る権利を放棄すると書いてありますね。

ですので、今回の賞金没収は「没収」ではなく、出場した時点で「放棄」は確定していたのです

これには納得しました。

これはちょっと各ニュースサイトもタイトルの書きかたに注意してほしいですよね。

「没収」なんて書かれると、まるで受け取る予定だったものが「没収」されたみたいじゃないですか

そもそも賞金を放棄する理由ってなに?

今回のことの経緯については納得しましたが、そもそもの疑問が残っています。

「賞金(報酬)を受領する権利を放棄するものとする」と書いてありますが、そもそも放棄する理由って何なのでしょう?

今回優勝した「ゆわ選手」は14歳ですので、あと1年経てばジュニアライセンスではなく普通のプロライセンスが取得できます。

日本eスポーツ連合(JeSU)のライセンス規定には次の条件があるからです。

「ジャパン・eスポーツ・プロライセンス」

満 15 歳以上で、且つ義務教育課程を修了している者とする。

(出典:「日本eスポーツ連合(JeSU)公認プロライセンス規定」より)

この15歳って制約…本当にいるのでしょうか?

理由は特に書かれていないですが、義務教育を受けている子供が賞金うんぬんってことですよね。

でも、それならYouTubeやブログだって同じですよね。

今の世の中は小学生や中学生であってもバンバンと稼ぐ時代です

(YouTubeに関しては2020年1月に13歳以下の収益化が壊滅しそうです。それについてはこちらの記事をご参照ください)

それをライセンスや年齢で制限をかけるのは、正直なところどうなの?と思います。



Twitterでは疑問の声が大多数

私の感じていた疑問は他の人も感じていたようで、Twitter上では「ゆわ選手」の賞金没収(放棄)に疑問視をするツイートが多数ありました。

ツイートを読んでいて知ったのですが、日本eスポーツ連合(JeSU)のJrライセンスを保有しているのが「ゆわ選手」のみだったんですね。

なるほど…

日本eスポーツ連合のライセンスというのは全然普及していないといことですね

今回のニュースの問題点はここなんですよ。

今回の件に関して、私は賞金がもらえないこと自体はどうでもいいと思っています。

大会に出場した時点でライセンス規定により賞金がもらえないのが確定していたからです。

繰り返しますが、あれは「唐突な没収」ではなく「予定されていた権利放棄」です。

ただし…

それと日本のeスポーツが盛り上がっていくかは別ということです

お金がもらえるから盛り上がることもある

今の世の中、ゲーム大会であっても何であっても賞金が出るから白熱する側面ってあると思います。

例えばYouTubeで考えてみましょう。

もし、明日から「YouTubeでの収益化が一切無効になる」なんてのが確定したら、YouTubeはどうなるでしょう。

間違いなく、一部のボランティア精神あふれるユーチューバー以外は他の動画サービスへ引っ越していきます。

お金のもらえなくなったYouTubeなんて見向きもされないでしょう

これと同じことがeスポーツでもおこっているんじゃないのと思うのです。

だってロクに賞金ももらえない大会なんて全然魅力がないじゃないですか。

お金じゃない!そこは情熱でやるものだ!

本当にそうでしょうか?

私はそんなボランティア精神であふれた人たちばかりとは思わないですね。

やっぱりお金があってこそですよ。

まあこれに関しては、2020年1月よりYouTubeで13歳以下の収益化が大幅に制限されますので、それで世界の答えを確認しましょう。

おそらくですが、世界中で13歳以下のユーチューバーが他の動画サービスへ移行もしくは引退するんじゃないかと思っています。

けいこぶ
予想とは裏腹に無収益でも13歳以下の動画で投稿し続けるユーチューバーであふれたのなら、私は世界に違った希望を見出しそうです。



まとめ

今回の一連の流れを調べていくうちに、ゆわ選手の賞金は「没収」ではなく「予定されていた権利放棄」など私の認識が甘かった部分はわかりました。

ただそれでも…

とてもモヤッとしています

おそらく、ほとんどの人が同じ気持ちでしょう。

これは規定で決まっているとかそういった次元ではありません

もっと根本的に「これってどうなの?」と感じるのです。

今回、ゆわ選手の賞金に関わる騒動は思いのほか広がりそうです。

ある一定以上炎上した場合は、大元である日本eスポーツ連合(JeSU)からしっかりとしたアナウンスをしてもらいたいものです。

そのときに「14歳以下は賞金がもらえないうんぬんかんぬん…」的な役人仕事をしようものなら…

少なくとも私は「あっ…これは今後も期待できないな」と感じます。