こんにちは けいこぶ(@kei_cob) です。
あの人はパチンコが大好きで仕方がない。
何気ない世間話をしていると、こういった言葉をよく耳にします。
パチンコ。
たしかにおもしろいのですが、本当の意味でパチンコがおもしろいと思っている人はどれだけいるでしょうか。
元パチプロの経験から、そんな「パチンコが好きな人」について語ります。
パチンコ好きな人は少ない
結論からいえばパチンコが好きな人なんてほとんどいません。
私はこれまで何人ものパチンカーをみてきましたが、本当の意味でパチンコ好きの人なんて全然いなかったですよ。
お金を賭けたギャンブルが好きなだけ
何が言いたいかと言いますと、結局はパチンコが好きなのではなく、単にお金を賭けたギャンブルが好きなのです。
もしあなたの周りにパチンコ好きな人がいたら、こう聞いてみて下さい。
すると、ほぼ確実に次のような答えが返ってくるでしょう。
この時点でもはやおかしいのです。
本当にパチンコが好きならば、ホールであれゲームセンターであれ違いはありません。
別にゲームセンターに置いてあるパチンコ台だけ特別な仕様が施されているわけではないのです。
結局は…
「スリルがない」ってのは「お金を賭けないとおもしろいない」と言っているのと同じです。
逆のことをいえば、お金さえ賭けられたらパチンコでなくてもよいのです。
ゲームセンターにいる人が本物のパチンコ好き
街中のゲームセンターに行くと、お金を賭けずとも毎日パチンコを打っている人を見かけます。
実際に近くで観察してみると、ホールにいるパチンカーと同じようにパチンコの演出に一喜一憂しています。
お金を賭けなくてもパチンコ台で興奮したり熱くなれる。
あれこそが本物のパチンコ好きです。
ではホールにいる自称パチンコ好きの人間は何なのか?
あの人たちはギャンブル中毒者です。
パチンコ中毒者ではありません。
パチンコをやめさせるのではない
身近な人にパチンコ中毒者がいてパチンコをやめさせたい場合は、なぜその人がパチンコにハマっているのかを知っておく必要があります。
パチンコが好きなのか?お金の賭け事が好きなのか?
おそらくほとんどの場合は「お金の賭け事」が原因でしょう。
ですので、パチンコ依存症から脱却させるためには「お金の賭け事」をいかにやめさせるかが重要です。
徐々に刺激の少ないギャンブルへ誘導する
「お金の賭け事」は一度でもハマってしまうと抜け出せません。
これは経験者にしかわからないことです。
「
(賭博黙示録カイジ(漫画) 第2章「絶望の城」 – 第147話「提案」より)
カイジというギャンブル漫画で出てきた名言ですが、まさにお金の賭け事とは脳が焼かれているような強烈なインパクトを残すのです。
焼け跡・焼印といいましょうか、いくら賭け事から離れても「やけどがうずく」かのごとく再びやりたくなるのです。
本当にウズウズしてきますよ。家にいても外出していてもソワソワしてどうしようもなくなります。
脳の深くが焼かれてしまっているのです。
ではギャンブル中毒から抜け出すにはどうすればよいのか?
1つは賭け事の刺激を薄めていくことです。
そもそも、パチンコは射幸性が高すぎます。
射幸性が高すぎるせいで、大勢のパチンコ依存症を生み出しているのです。
そんな強すぎるパチンコの魔力から逃れるためには、徐々に徐々に離れていかなければいけません。
いきなり離れてしまうと反動がやってきます。
まるでダイエットのリバウンドのごとく、パチンコをやめようとして反動で大負けしてきた人を見てきました。
まずは1円パチンコなどの射幸性の低いもの、オンラインゲームなどの代替できるものを探しましょう。
まとめ
パチンコ好きな人はおらず、ほとんどはお金を賭けたギャンブルが好きなだけ。
ギャンブルが禁止されている日本において、これは本当に異常な状態です。
最近になってようやく射幸性の規制が始まりましたが、私はすでに手遅れだと思います。
高度経済成長期から今にいたるまで、パチンコは民衆からどれだけのお金を吸い取り、時間を浪費させてきたのでしょう。
なんて言われもしますが、私はあながち間違っていないんじゃないかなと感じています。
だってあれほど非生産的な行動はないですしね。
朝から空気の悪い空間で延々とゾンビのように前を向いて静止する。
外国人から不気味だといわれるのもうなづけます。
似ているようでまったくの別物です。