こんにちは けいこぶ です。
振り込め詐欺ってなくならないですよね。最近は手口は多様化してきて、いろいろなタイプがあるとか何とか…。
以前は「大阪人はオレオレ詐欺にはひっかからない」ってよく言われていました。実際、統計結果でも証明されていましたしね。
しかし最近は「還付金詐欺」による被害が大阪で急増しているそうです。
なんで大阪人はオレオレ詐欺にひっかからず還付金詐欺にひっかかるのか。これを大阪人視点から考えてみたいと思います。
オレオレ詐欺にひっかかるのがイメージできない
はじめにオレオレ詐欺ですが、私は大阪人がオレオレ詐欺にひっかかるのがそもそもイメージできません。あり得ないとすら思っています。
「もしもし、俺なんやけどちょっとトラブルが発生したんやわ~」
なんて電話をしても、まあ内容は聞いてくれるでしょうが…
「てなわけで200万ほど早急に必要なんやわ助けてや」
なんて言ったところで…
「ふざけとんかオマエ!なんでアンタに払わなアカンのや!」
と怒鳴られてオワリだと思うんですよね。たとえそれが高齢者であっても状況は変わりません。大阪の高齢者って結構な年齢までチャキチャキしている人が多いので、普通にぶちギレてくると思います。
それこそ、本当にヨボヨボの高齢者じゃないと厳しいのではないでしょうか。大阪のオバチャン相手なら、オレオレ詐欺なんてまず成り立たないでしょう。
「大阪のオバチャン」ってのが全国的によくネタにされますが、本当にネタではなくてあんな感じです。ヒョウ柄の服装が普段着なんてのはさすがに言い過ぎですが、それでも街を見渡したらたまに見かけます。気質に関してもネタにされている通り、基本的に「キツイ」「うるさい」「自己中心型」と詐欺からは無縁のタイプが多いです。
そんな大阪のオバチャンがオレオレ詐欺の電話に従い健気に振り込んでいる姿がどうしても想像できません。
「は?金がないんやったら電話やなくて直に頼みにくるんが筋ちゃうんか!?」
とキレている姿は容易に想像できます。
もちろん、他の地域でも子供がお金をせびってきたらブチ切れる人も多いと思いますが、大阪だと特にブチ切れる人が多いでしょう。
大阪人は基本的にお金に関してシビアであり、例えそれが親兄弟であっても認識は変わりません。親兄弟だからお金を貸してあげる、なんてのは大阪ではまず通用しないでしょう。
また、小さい頃からお金に関して親からシビアに躾けられている家庭が多いため、家族の絆よりもお金に対する方が敏感に反応すると思います。
大阪でもオレオレ詐欺にひっかかる人はいる事実
それでも、大阪でのオレオレ詐欺の件数は0ではありませんので、ひっかかる人はひっかかるんでしょうね。
同じ大阪人からすれば、アホなんやろか?と大半の大阪人は思うでしょう。
ただ、大阪と一言でいっても広いので、地域別のオレオレ詐欺件数の統計があったらぜひとも見てみたいものです。大阪北部などは大阪外の移住者が多数住んでいる地域もありますので、きっとその辺の地域が件数を上げているのではと勝手に思っています。
むしろ大阪では「何?お金がヤバイ!?よっしゃ助けたろ!」と子供を助ける人数よりも「お金がないわ!他人シバいてお金巻き上げたろ!」と考える人の方が多いと思います、実際に行動にうつすかどうかは別にして。
ただ、ひったくり件数はずっとワースト1ですよね。オレオレ詐欺よりもそっちの方が心配です。
還付金詐欺には弱い大阪
オレオレ詐欺とは異なり還付金詐欺に関しては、大阪人はめっぽう弱いでしょうね。
とりあえず「タダ」という言葉に敏感に反応してしまい、思考能力を失った人が多いのでしょう。
タダより恐いものはない、なんて頭では理解しつつも、どこかで勝手に自己判断して「大丈夫」と結論づけてしますのも大阪人の特徴です。これに関しては他人よりも自分を中心に行動する大阪人の気質が裏目にでたといえます。
あとは、大阪では単純にお金に困っている人が多いので、貧困による被害件数の増加もあるでしょう。
大阪人はお金に強いわけではない
還付金詐欺の被害件数から言えることは、大阪人は決してお金に強いわけではないのです。
単純に「自身にとっての金銭的利益」に興味があるだけで、他人にお金を渡すのは大嫌いだけれども他人からお金をもらうのは大好きなだけです。
そういった意味で、大阪人は誰かにあげる「オレオレ詐欺」には強く、誰かからもらう「還付金詐欺」には弱いのです。
大阪人に対してオレオレ詐欺から還付金詐欺に切り替えた詐欺集団サイドは大阪人の心理をうまく理解していると言えるでしょう。
<余談>
実際、大阪人はお土産の類なんかにも弱いです。
とりあえずお土産をこまめに渡していればザイオンス効果も相まって大阪人とはある程度は仲良くなれるでしょう。
ザイオンス効果
ザイオンス効果とは、同じ人や物に接する回数が増えるほど、その対象に対して好印象を持つようになる効果のことです。1968年に、アメリカの心理学者ロバート・ザイオンスが広めました。彼の名前が「ザイアンス」と表記されることもあることから、「ザイアンス効果」と呼ばれることもあります。日本語では「単純接触効果」と呼ばれています。
(出典:ferret「ザイオンス効果」)