こんにちは けいこぶ です。
映画「MEG ザ・モンスター」、見てきました。サメが恐いくせにサメ映画が大好きな矛盾、私です。
サメ映画ってよくわからない魅力があるんですよね、恐いもの見たさについつい見入ってしまいます。
さて、このMEGですが、とにかくバカでかいサメがでてきます。サメといえば「ジョーズ(JAWS)」が有名ですが、大きさはそんな比ではありません。ジョーズはホオジロザメなのに対して、MEGはメガロドンですからね。
メガロドン
全長は最大個体の推定値で最大10メートル[1]、約13メートル[2][3]、約20メートルといったものまで[4]幅が広い。サメは軟骨魚類であり、化石には通常は歯しか残らない。そのため、化石のみで正確な生前の姿を復元することは困難であり、現行の生態復元図は全て想像によるものである。いずれにしても、現生のホホジロザメ(最大個体の推定値約6.0メートル)よりはるかに大きく、現世魚類では最も大きいジンベエザメ(最大個体で約13.7メートル)とほぼ同大である。
(出典:Wikipedia「メガロドン」)
そんなバカデカいサメ映画「Meg ザ・モンスター」のレビューをします。なお…
完全なネタバレ含むになりますのでご注意ください
↓ ネタバレ注意 ↓
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■目次■
1999年のサメ映画「ディープ・ブルー」を思い出す
私はバカデカいサメ映画といったら1999年に公開された有名なサメ映画「ディープ・ブルー」を思い出します。ディープ・ブルーもなかなかの名作でしたね。ただ、あの映画に出てくるのは遺伝子操作されたアオザメですのでメガロドンではありません。
また、遺伝子操作によってサメの知能が人間と同等以上になったスーパーアオザメだったのも本作品とも違いますね。
それに比べれば本作のメガロドンは…
いろいろと頭の悪さが目立つ普通のサメです(´・ω・`)
図体がデカくて頭の悪い脳筋タイプゆえ、人間の思うツボにはめられていく様は滑稽です。それに比べるとディープ・ブルーのスーパーアオザメは健闘しましたよね。最後に血の匂いをちょっと我慢すればワンチャンありましたので、そういった意味ではディープ・ブルーの方が緊迫感はあったのかもしれません。
映画「MEG ザ・モンスター」の内容レビュー(ネタバレ注意)
そんなバカデカい脳筋メガロドン映画「MEG ザ・モンスター」の内容を振り返ってみます。
メガロドンが生き残っていた背景はおもしろい
メガロドン系の映画を見るときって、どこからメガロドンが出てくるのがとても重要です。人間が航海をはじめて何千年になるのかは知りませんが、その間ずっと人間に見つかることなく、ある日突然…
メガロドンがやってきたで~(^ω^ )
この展開はとてもしらけます。それに比べると「MEG ザ・モンスター」の背景設定はとてもおもしろいと思います。
マリアナ海溝の海底は硫化硫黄やら何やらの層で覆われており、その下には隔離された未知の温水海域が存在する。これだけで十分にアドベンチャー要素が満載ではないでしょうか。今回はちょっと温水海域に入ったらメガロドンに襲われてパニックといった流れでしたが、映画時間が長ければ未知の温水海域についても話を広げてほしかったですね。ダイオウイカも出てきましたしね。B級映画ならあのダイオウイカだけで1作が出来上がるでしょう。
実際、あのサイズのメガロドンが生息しているということは温水海域もかなりの広さがあると思います。もし続編があるとすれば世界に温水海域が周知されて探索合戦になり、今作よりも大きいボスメガロドン的な個体が襲ってくるなんてのがありそうですね。
次回作があれば間違いなく私は映画館に見にいきたいですね。
何かと海に落ちたがるクルーの謎
ちょっと残念な点をあげるとすれば、何かと海に落ちていくクルーが多すぎた点ですね。
メガロドンが泳いでいる海ですよ?自宅のプールではありません^^;
落ちれば高確率で死がまっている状況の割には、何かと注意力が足りないと感じました。メガロドンに船が引っ張られる→うわ~っと落ちるのパターンが多かった気がします。
メガロドン1号(仮)を倒した直後に関しても、海に飛び出してはしゃぎだすクルー。その海域って普通にサメがウヨウヨしていたと思うのですが、海になれた男たちからすれば普通なのでしょうか。私なら向こう数年は海に入りたくなくなると思うのですが。
まあ、はしゃいだ結果は…(お察しください)
フラグが立ちすぎてもはやお約束でしたね
そういった意味で、二度と海には潜らないと言っていた主人公ジョナスはちょっとかわいそうでしたね。
元妻が遭難したから潜ってくれや^^
あんまりです。仲間を犠牲にしてPTSDになっているかもしれないジョナスをほぼ無理やりに連れ出すクルーのメンタルの強さは見ものです。しかもジョナスが駆けつけて救助を(一部)成功させた後も仕方なしに死んだトムを見殺しにしたと非難していますしね。
また一番ストレスだろうと思われるのは…
5年前にメガロドンに襲われながらも一部の仲間を見殺しにする選択をして生き残ったジョナス。そんなジョナスに対して精神異常を起こして仲間を殺したと診断した医師のヘラーもクルーの一員だということです。私なら耐えられません。海に潜りたくないのに元妻をエサに救助を求めてくるクルー、どうしようもない犠牲を非難してくるクルー、過去に殺人犯と決めてかかってきた医者。ジョナスはスゴイですね。
私ならトムの犠牲を批判された時点でブチ切れてタイに帰っています^^;
お金が絡んでサメを殺そうとするいつものアレ
メガロドンに限らずモンスター映画全般に言えることなのですが、何かと被害が拡大する背景にお金が絡む問題が出てくることは多いと思います。1999年のディープ・ブルーも事の発端は投資成果を焦った結果でしたしね。そして、MEGに関してもそういった要素がありました。
温水海域で未知の生物を見つけまくって投資成功のはずがメガロドンが出てきて潜水艇が壊されて大損。そしてメガロドンが温水海域から出てくるキッカケを作ってしまったので責任重大。二次被害が起これば遺族に裁判を起こされて終わる。
何かとお金の問題が絡む事情も垣間見れましたね。施設に投資したジャックは悪役っぽく見えますが、気持ちもわからなくはないです。バカみたいな金額を投資した挙句、メガロドンに大損害を与えられただけでなく今後の被害に対する訴訟リスクも浮上となれば動揺してあたりまえでしょう。
他のクルーたちは…
仕方ないやんけ、別にええやんけ^^;
ってノリですが、まあ他の人たちは単なる雇われの身ですからね。ちょっと投資したジャックには同情をせざるを得ません。
メガロドンさんの発信機がなぜか消えていた謎
MEG最大の不思議ポイント、メガロドンにつけた発信機はどこに行った問題です。
アレ、本当になんでメガロドンではなくクジラに発信機がつけられていたのでしょうか。しかもそのクジラ、メガロドンさんに食われることなく悠々と泳いでいたのも不思議です。
コイツには歯がない!コイツはメガロドンやないで^^;
ではわかりません。もしかしたら私が見落としたのでしょうか?メガロドンとクジラを間違った経緯は映画館ではわかりませんでした。
あと、何かとボードから人が落ちすぎです。
なぜか浅瀬に行って人的被害を最小限に抑えるメガロドンさん
メガロドンが温水海域に飛び出してきた後、なんでわざわざ浅瀬のビーチに向かったのかが不明です。もしかしたら語られていたのでしょうか、ちょっとわかりませんでした。サメの習性ってそういうもんでしたっけ。
しかも…
浅瀬に行ってもなぜか人を眺めるばかりのメガロドンさん
ダイオウイカを食べた後、温水海域から脱出してクジラの親子を瞬殺したメガロドンさんとは思えない空気の読みようです。何十人の人間の下をただただ泳ぐメガロドンさんは違和感しかありません。
あの図体なら常に何かを食べまくらないといけないと思いますので、無抵抗に浮かんでいるだけの獲物の下を泳ぐだけなんてのは意味不明ですね。
きっとダイオウイカを食べて満腹なんだろうな~
と思いきやクジラの鳴き声で簡単につられてしまいますしね。クジラがそんなにもおいしかったのでしょうか。
まあでも、あまりにも殺戮シーンばかりになってしまったらPG12、PG15になってしまうと思いますので、そこは大人の事情も絡んでいたのかもしれないですね。
あと言えることは…
どこのビーチか知らんが混みすぎです!
しかもサメがウヨウヨいる海域など絶対に行きたくないですね。
よくよく考えたら殺戮されているのはサメのほう
サメ映画ってよくよく考えたら殺戮されているのってサメなんですよね。サメからしたら生命維持のために捕食しているだけなのに、人間に見つかったせいで追い回されて殺される。
実際、サメ映画で生き残ったサメっているのでしょうか?私の知る限りでは100%殺戮されていると思うのですが。
メガロドンさんに対しても、温水海域で優雅にイカでも食べていた生活を送っていたのに、勝手にテリトリーに侵入してきた人間を追い払おうとしたら温水海域からはじき出されて戻れなくなり、人間に追い回される。
なんだかメガロドンさんもたまったもんじゃないですね^^;
メガロドンさんを勝手に温水海域から逃がしておきながら、アイツは危険だから殺そうとなる流れはステキです。メガロドンさんからしたら狂気の殺戮生物です。
メガロドン撃退のシーンは新鮮さ満載
メガロドンさんも後半になれば死亡フラグが満載でしたね。他のサメ映画よろしく爆殺される未来しかみえませんでした。
そういった意味では最後のシーンはちょっと新鮮だったと思います。重量の傷を負わされたメガロドンさんはさすがに動けなかったのでしょう。ジョーズもディープ・ブルーも最後は爆破エンドでしたので、共食いエンドは予想できませんでした。
というより、最後の共食いシーンでもなぜかジョナスには襲ってこないサメさん達も空気を読みすぎです。あんなに大量のサメが来たらジョナスもひとかじりしておこうと思う個体がいても不思議ではないと思うのですが。
私はオススメしたい映画
そんなかんだで設定背景〇演出△とちょっともったいない感じの映画でしたが、私はオススメしたいですね。
映画のレビューを見ましても、やはり「空気を読むメガロドンさん」に不満をもっている人は多いようで、点数は伸びたり伸びなかったりといったところでしょうか。
ただ、設定背景はおもしろいので個人的には演出も気になりません。
宣伝で1つ疑問があるとすれば…
これはちょっとサイズ的におかしいでしょ^^;
実際のメガロドンさんはこの1/3くらいだったと思いますので、ちょっと釣りパッケージに思えてしまいます。まあでも、実際のサイズにしたらちょっとインパクトにかけますしね。
何はともあれ久しぶりのサメ映画を堪能しました^^v