こんにちは けいこぶ です。
都会に住んでいるとキノコって無縁だと思いますか?これがそんなことないんですよ。実はあちこちで謎の白キノコを見かけるのです。
何なんでしょうねアレ。
しかも若干キレイな形をしています。見たまんまキノコですね。典型的なキノコのイメージにピッタリあてはまります。
でも…
なんか毒キノコっぽいんですよね( ^ω^;)
てなわけでちょっと真剣に調べてみました。もし毒キノコならヤバイと思うのです。子供とかも普通に手にできるところに生えまくっていますしね。
※結論だけ言うと毒キノコでした(しかもかなりの猛毒)
ハラタケ科オオシオカラカサタケという毒キノコ
調べたら普通に毒キノコでした!しかもかなりの猛毒(アカンやつやんけ^^;)
オオシロカラカサタケ-ハラタケ科-
【環境】オオシロカラカサタケは草地などの肥沃な土壌に群生します。また、フェアリーリングを形成する事もあります。
【季節】春~秋
【特徴】オオシロカラカサタケはカサの直径が5~25cm程の中型~大型のきのこで表面の色は名前の通り、白色。幼菌時は黄土色または淡い褐色をした表皮に包まれていますが、成長すると共に表皮は裂けて、カサの表面にササクレ状になって残ります。カサの形は幼い時は球形をしており、饅頭型に変化した後に、やがて平らに開いていきます。
【毒】オオシロカラカサタケは食べると嘔吐、下痢、腹痛などの消化器系の中毒症状がでる、毒キノコです。その毒性は強く、オオシロカラカサタケは食べた事で救急車で運ばれ、生死の間をさまよったという報告もあります。
最後の毒の項目しか目に入りません。何?食べると消化器系の中毒症状が出て、場合によっては生死の間をさまようって…
…
ありがとうございます、どこからどうみても毒キノコです
こんなのが都会のど真ん中に生えているってどういうことだ。しかも春~秋にかけて…ってほぼ全部やんけ。ちなみにフェアリーリングってのはキノコが枯れた後にさらにキノコが生えていく繁殖形態のことです。
フェアリーリング
フェアリーリングとは、キノコが地面に輪になって生えること、またはそのキノコの輪である。
菌輪、フェアリーサークル、エルフサークル、ピクシーリングとも呼ばれる。
妖精の踊った跡や妖精の世界への入り口など、様々な伝承がある。
(出典:ピクシブ百科事典「フェアリーリング」)
妖精の世界への入り口って…生死の間をさまようレベルの毒キノコやったら妖精の世界やなくて黄泉の入り口やんけ!
とのツッコミは置いておいて、要はポコポコ生えまくるということです。
キノコ図鑑の記載どおりの成長過程
今回見つけた白キノコは3~5つですが、どれも形が違いました。きのこ図鑑によると、これはキノコの成長過程で形が変わっていくみたいです。
カサの形は幼い時は球形をしているの表記どおり、小さいやつは球形をしていました。
そこから成長すると饅頭(まんじゅう)型に変化するとありますが…
絶対コイツやんけ^^;
ちょっと大きい奴はみごとに饅頭型になっていました。街中にある謎の白キノコはオオシロカラカサタケで確定ですね。
やがて平らに開いていきますと書いてありますが、古びた奴は開いていました。今回、たまたますべての成長過程のオオシロカラカサタケを見つけられたみたいですね。てっきり別の種類が混じっているのかと思いました。
裏面はグロテスク(閲覧注意)
この白キノコは裏面は…あっ(察し)
…
※集合体恐怖症(トライポフォビア)の方はご注意ください
…
…
…
キモいねんこのキノコ!踏みつぶしたくなるわ^^;
との衝動を抑えつつ写真を撮っていました。無害もしくは有益ならまだしも毒キノコですからね。
こんなグロテスクなものが街中に生え散らかしていると思うとゾッとします。
実際に起きた食中毒事例
街中に生えまくっている毒キノコで何か事件が起きていないかを調べましたところ、予想通り食中毒事案が発生していました。
〇平成28年9月14日、大阪府内の公園で採取したキノコによる食中毒事例が発生しました。
府内の公園で採取した毒キノコ(オオシロカラカサタケ)を、9月14日に調理し喫食した2名が、喫食後2時間ほどで嘔吐、下痢等の症状を呈しました。
〇平成20年9月28日、大阪市内の草地で採取したキノコによる食中毒事例が発生しました。
平成20年9月28日に大阪市内の草地で採取したオオシロカラカサタケをバーベキューで喫食した方々が、喫食後2時間から2時間半で嘔気・嘔吐・下痢等の症状を呈しました。
(出典:大阪府「毒キノコによる食中毒にご注意」)
毒キノコの食中毒に注意
9月から10月にかけて、誤って毒キノコを喫食したことによる食中毒が、全国で相次いで発生しています。
大阪市内では、平成17年9月及び平成20年9月に毒キノコである『オオシロカラカサタケ』を喫食したことによる食中毒が発生しました。『オオシロカラカサタケ』は、強い毒成分を含むキノコであり、食べると悪寒、頭痛、嘔吐や下痢、時に血便などはげしい胃腸系の中毒を起こします。
もともとは熱帯地方に分布するキノコで、都市の温暖化(ヒートアイランド現象)などの影響により近畿各地でも広がっています。成熟したものでは傘の下のひだが暗緑色を帯びるのが特徴です(ただし、未成熟なキノコのひだは真っ白)。公園などで全体に白っぽく、古くなったひだが緑がかったキノコを見たら『オオシロカラカサタケ』と思ってよいでしょう。
(出典:大阪市「毒キノコの食中毒に注意」)
えっと…
…
野生のキノコを食べたらアカンやろ^^;
何かと間違えたのならまだしも…
コレ食ったらどうなるんやろ^^的なノリでキノコを食べては絶対にいけません。特に白いキノコは注意しなければいけません。
白いキノコ
一般的に白いきのこは毒キノコだと思われている傾向がありますが、実際にはそこまで多く混じっている訳ではなく、白いキノコの半分以上が毒を持っていないキノコのようです。
しかし、他の色調を持ったキノコに比べると白いきのこは毒を含んでいるキノコである確率が少し高い為、毒キノコだと思う事が間違いだとは一概には言えない所もあります。
しかも、白いキノコの中には食べると死に至るような非常に強い毒を持った「ドクツルタケ」なども見られます。
その為、野生の白いきのこを見つけて、調べてみたけど、よく似たきのこが沢山ある、又は特徴がどのキノコにもあてはまらず、何の種類かハッキリしないといった状況になった場合は口にしない方が賢明だと思われます。(出典:きのこ図鑑「白いキノコ」)
小さい子供は特に注意が必要
毒キノコの知識がない子供がキノコを見つけたら、絶対に触りまくると思います。いうまでもなく危険です。中には口にしてしまう人もいるかもしれません。
街中に生えている白いキノコには絶対に手を出さないように言い聞かせておきましょう。
カタツムリ並みに危険です!
※カタツムリには致死性の感染症を起こす寄生虫が潜んでいることがあります
まとめ
セアカゴケグモといい、日本が外来種によってドンドン危険な場所になっていく気がします。ちょっと前はヒアリなんてのもいましたね(あれ、結局どうなったんやろ)。
ただ、害虫と違って毒キノコは襲ってきません!
近寄らない!触らない!食べない!
これだけ守っていれば絶対に安全です。街なかでオオシロカラカサタケを見かけても「街なかにあるキノコを食べてみた(Youtuber)」なんてバカなことは絶対にやめましょう!普通に死にます。冗談ではなく「食中毒で死んでみた^^(Youtuber)」になります、マジです。
とりあえず完全に毒キノコだと判明したので、今度見かけたら毒キノコとして注意することにします。
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