こんにちは けいこぶ です。
最近、神戸にある異人館に行ってきました。
とても情緒あるステキなところでしたのでご紹介したいと思います。
■目次■
異人館ってどんなところ?
異人館とは明治時代に日本へ来た欧州人が住むために建設された西洋式の住宅です。
日本とは異なる風習を持った異邦人(異人)が住んでいたので異人館というわけですね。
1858年の安政五カ国条約により日本の函館・神奈川・長崎・新潟・兵庫の5つが外国への窓口としての港と認められ、外国人の居留地として認められるようになりました。その中でも、異人館は長崎県長崎市と兵庫県神戸市に多く残っており、その中の一部は国の重要文化財にも指定されています。特に兵庫県神戸市は海と山に囲まれたちょっと外国チックな街並みが郷愁を誘うと当時の外国人に人気になったそうです。
神戸異人館にある案内所のお婆さん曰く、当時は500戸ほどの異人館がありましたが空襲や何やらの影響により40戸ほどになってしまい、その中の20戸ほどが観光地として今なお開放されているとのことです。
神戸異人館の見どころはなんといっても当時の住居をそのまま見れるところでしょう。それなので神戸異人館とはいわば住居の歴史博物館のようなものです。
実際、情緒あるステキな住居ばかりでした。
神戸異人館へはどうやっていくの?
神戸異人館へはJR三宮を北に進むとたどり着けます。
バスなども通っているみたいですが、歩いて行けると聞いてましたので歩いていきました。
上のマップの「現在地」の場所には異人館の総合案内所がありますので、まずはその案内所をめざすのが良いかと思います。
総合案内所には200円で借りられるコインロッカーがありますので、荷物などはココで預けて観光に行きましょう。
ただし数に限りがありますので注意が必要です。私たちは午前中の早い時間帯に行ったのでほとんど空いていましたが、混んでくる時間帯なら全部埋まっている可能性があります。
徒歩の場合は急な坂道に注意
徒歩でもいけるのですが、たどり着くまでに結構な上り坂があるので注意が必要です。
わかりますかコレ?
決して斜めにカメラを撮ったわけではありません。坂道が急すぎるのです!!
途中にはコンビニがありましたが、コンビニよりも坂道が目立ちます。
ベビーカーなどで来られた方はかなり苦戦して上っていましたので、来られる際にはご注意ください。
私たちも気軽な気持ちで「ちょっと異人館でも行ってみるか^^」と歩いてきたのですが、ちょっとしたハイキングになりました。
坂の途中にはオシャレなセブンイレブンもありました。
京都に観光に行ったときには京都仕様のセブンイレブンを見ることができましたが、これは異人館仕様でしょうか?
神戸異人館はどこをまわればいいの?
神戸異人館はおよそ20戸くらいの数がありますが、それらは複数の団体によって別々に管理されています。
つまり、管理団体が異なれば全くの別物です。
私はてっきり神戸異人館という1つのグループかと思っていたのですが、これがどうやら違うのです。
そうですね…
吉野家、すき屋、松屋、なか卯が混ざっているような感じです。
吉野家グループのお店からすき屋グループにお店にいけば、すべてが異なるようなものです。(よくわかるようなわからないような例え…
こちらはそれらの管理団体の1つです。
7つの異人館パスを買うと北野外国人倶楽部という異人館でドレスを着たフォトサービスがついてきます。
このように管理団体によって料金や特典が異なります。
特に写真にある団体ではドレスサービスは7館パスを購入した人のみの特典になっていたりと、これまた上手くできています。(ドレスサービスのみを単品で買うことはできません、ドレス目当ての方はご注意を)
異人館をすべて巡るには時間がかかる
異人館は複数の団体で管理されているだけでなく、たいていはその団体で発売されているパスの中で最も回る数の多いモノに良い特典がついています。(ドレスサービスなど)
それゆえ、お得に異人館を回るのなら最も数の多いパスを買うことになるのですが、当然のことながら時間がかかります。
全部の管理団体、すべての異人館を回るのなら、歩いて行ける範囲だけに限定しても数時間はかかるでしょう。
私たちはちょっと寄ってみるか^^くらいの感覚でやってきましたので、少し準備不足だったなと痛感しました。
とりあえず最低限回るならコレ
多くの異人館がある中で、とりあえず最低限コレだけは回っておけというのをピックアップしましたら、神戸市が管理する「萌黄の館」「風見鶏の館」でしょう。
これら2つは国の重要文化財にも指定されており、神戸異人館を代表する2つの異人館です。
「萌黄の館」「風見鶏の館」はセットで館券が販売されていますので、それを買いますと少しお得です。
私たちはそんなに時間がありませんでしたので、とりあえず「萌黄の館」「風見鶏の館」の2つだけ観光していくことにしました。
風見鶏の館「旧トーマス住宅」
まずは風見鶏の館「旧トーマス住宅」からです。
上の写真に書いてありますので説明は不要ですが、とりあえずトーマスというドイツ人商人さんのお家を見学しようということです。
トーマスと聞いたときてっきりアメリカ風なお家かなと思ったのですが、風見鶏の館は完全なドイツの伝統様式の建築物になります。
内部はとてもオシャレでした!(上の写真は台所です)
ちなみにキッチンはどこなのかなと探しましたら、なんと地下室にキッチンがあって出来上がった料理は地下からココに運ばれてくるそうです。
地下室は見学できないのが残念ですが、とりあえずオシャレすぎます!
家具や家の造りがとてもしっかりとしています。
だってコレ…もう半世紀近く前の建物なんでしょう。とてもそうとは思えないほどキレイな状態で残っています。
(ウチのマンションの方がオンボロなんじゃねーか思うくらい・・・
館内にクーラーを効かすため空調機が置いてあります。
定番の暖炉もありました。なんかイメージ通りでいいですね。薪を放り投げたい衝動にかられます。
本来は天井に設置されていた風見鶏も展示されていました。
何気に風見鶏ってなかなか見ないですよね。
風見鶏
風見鶏(かざみどり)は、鶏をかたどった風向計。主にヨーロッパの教会堂や住宅の屋根の上に取り付けられている。また、風向計としてよりも魔除けとして取り付けられることが多い。
(出典:Wikipedia「風見鶏」)
風見鶏って魔除けだったんですね。完全に風向計と思っていました。
なにはともあれ…
風見鶏の館、とても情緒あふれるステキな場所でした。
ドイツには行ったことがないですが、ちょっとドイツに触れられたような気持ちになれました!
萌黄の館「旧シャープ邸宅」
続いて萌黄の館です。(「もえぎのやかた」と読みます)
こちらはアメリカ総領事であったハンターシャープという人が住んでいた邸宅で、風見鶏の館がドイツの伝統様式で建てられたのに対して、こちらはカジュアルなアメリカ風の造りとなっているそうです。
萌黄の館には詳細な案内図がありました。どうやら2階建てのようです。
…子供部屋でっかすぎ( ^ω^;)
風見鶏の館は土足で見学しましたが、萌黄の館はスリッパを履いて見学するみたいです。
こちらはこちらでオシャレでしたね。
ただ、なんといいましょうか…
よく家具屋で見かけるショールームとあまり変わらないような気もしました!
やはり日本の現代建築はアメリカの影響を受けているからでしょうか。風見鶏の館があまり見かけない印象の部屋ばかりだったのに対して、萌黄の館はどことなく既視感がありました。
大塚家具のショールームに行ったような感覚になったのは私だけでしょうか?
萌黄の館にはおみやげコーナーも設置されていましたので、ココでお土産を買うこともできます。
記念スタンプを押して帰ろう
「風見鶏の館」「萌黄の館」の各々には記念スタンプを押すコーナーが設けられています。
見てのとおり結構オシャレなスタンプなので、自前の手帳などに押したい人は事前に用意しておきましょう。
私たちは写真のようにパンプレットに押して帰りました。
あと・・・
萌黄の館のスタンプはキレイに押すのがなかなか難しいです^^;
まっすぐ押せないというかなんというか・・・実際にやってみるとわかると思います。
帰りは坂道にあるスターバックスで休憩
帰りは坂道の中にあるスターバックスで休憩していきました。
あれ?萌黄の館やんけ!(゚Д゚≡゚Д゚)
と思うくらいこれはこれでオシャレなスターバックスでした。
まとめ
なんだかんだで神戸異人館、とても楽しく観光することができました。
駅からも近いですし、ちょっと近くに寄られた方にはオススメしたいスポットですね。
私たちは真夏に行きましたので炎天下の中のハイキングになりましたが、春や秋に観光するともっと快適だと思います。
興味がわいた方はぜひともお立ち寄りください!