子供向けユーチューバーは広告停止でどうすればいいのか?解決策をいくつか考察してみた

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こんにちは けいこぶ(@kei_cob) です。

YouTubeで子供向けコンテンツの収益化が無効になる?規約変更まとめ」の記事でもご紹介しましたが、YouTubeの規約が変更されますね。

なんでも子供向けコンテンツを扱っているユーチューバーの広告が制限されるとか。

これ、子供向けユーチューバーは気が気ではないと思います。

不安をあおる要因となっているのは「パーソナライズ広告が停止される」という微妙な規制が入るところにあります。

いっそのこと「完全に広告を停止します」だと終わったと認識できるのですが、そうでもないのでモヤモヤするでしょう。

ただ…

私の個人的な見解ですが、パーソナライズ広告が停止されるというのは確実に収益は減少すると思われます

私のブログでもGoogleアドセンスのパーソナライズ広告が表示されていますが、やはりパーソナライズ広告の表示頻度は多いように感じるからです。

個人ではパーソナライズ広告の割合や単価を把握することはできないですが、Googleアドセンスを利用している人だと体感的に重要な割合を占めている広告だとわかると思います

ですので、私は収益化を目的とするのならば子供向けユーチューバーは今度は厳しいのではと感じています。

ではいったいどうすればいいのか?

それを今回は考えてみたいと思います。

けいこぶ
一応ことわっておきますが、いずれの手段を講じるとしても「まだ早い」のは言うまでもありません。明確な状況がわかる前に動くのは得策ではありません。
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YouTubeで子供向けコンテンツの収益化が無効になる?規約変更まとめ

2019年9月8日

取り得る手段①「チャンネルをあきらめる」

これは抵抗のある人もいるかと思いますが、いっそのことチャンネルを破棄してしまうのも1つの手段です。

もちろん、これはチャンネルの規模にもよります。

何千、何万という大規模な子供向けチャンネルを運営されているのならば、さすがに簡単に破棄はできないでしょう。

しかしながら、チャンネル登録数が1000未満、動画数が数十程度のチャンネルであるならば、長期的な視野からみてチャンネルを破棄するのも1つの手段です。

私は過去に1つのチャンネルを破棄しました

かくいう私も…

実は過去にチャンネルを1つ破棄したことがあります

破棄したのはチャンネル登録者数が370人、投稿動画数が30個のチャンネルでした。

なんのチャンネルだったかといえば、日本語を勉強したい外国人にむけた教育系チャンネルです。

そのチャンネルでは日本語のちょっとしたニュアンスや文字の書きかたを教えていました。

しかし、数ヵ月運営していてわかったのです。

帰国子女でもなければ日本語・英語の専門家でもない素人の私ががんばったところで、需要も専門性もないことに気づいたのです。

SNSやら何やらで宣伝しまくった影響でチャンネル登録者数は400人近くまでいきましたが、動画の訪問者数や視聴維持率はそれはもう悲惨なものでした。

結局、まったくもって需要と将来性を感じられなかったため、私はチャンネルの破棄という選択肢を取りました。

チャンネル破棄をサンクコスト効果から考察

ユーチューバーにとってチャンネルを破棄するのは容易いことではありません。

それまでに費やした時間が半端ないからです

実際、私も以前に破棄したチャンネルに費やした時間は膨大なものでした。

ただし、サンクコスト効果(コンコルド効果)の側面で考えた場合、ある種の損切が必要な場合もあります。

サンクコスト効果(コンコルド効果)
これまでに投資したリソース(時間やお金)をもったいないと思う心理(サンクコスト)にひきずられてしまい、さらに損失を拡大させてしまう心理的な現象のこと。

子供向けコンテンツの規制による収益低下の度合いが絶望的であるならば、その後の投資価値がほとんどないでしょう。

そうなった場合、惰性で続けていたとしても未来がありません。

けいこぶ
正常性バイアスに惑わされることなく、サンクコスト効果をじっくりと考えて検討されるのをおすすめします(私はその結果、破棄を選びました)。

取り得る手段②「収益が下がっても続ける」

2つめの方法としては、パーソナライズ広告が停止されたとしても気にせず続けていくという手段です。

一応、子供向けコンテンツに規制が入ったからといって広告が停止させられるわけではありません

あくまでもパーソナライズ広告が停止させられるだけです。

収益が下がっても…

極端な話、収益がなくなっても続けたいと思える人は、これまで通り子供向けコンテンツの動画を投稿し続けるのもありでしょう。

誰かが辞めていくからチャンスになる

これはあくまでも可能性の話ではありますが、子供向けコンテンツに規制がかかり、多くのチャンネルが廃業したからこそ訪れるチャンスも考えられます

YouTubeの現状での子供向けコンテンツははっきりいってあふれすぎています。

体感では猫動画と同じくらいあふれています。

ですので、子供向けコンテンツに規制がかかり、多くのライバルが廃業していったときこそ伸びるチャンスと捉えることもできます。

これはまるで焼き畑のように、焼き尽くされた灰が肥料となり、その作物が豊富に育つようなものです

廃業したユーチューバーさんの視聴者が残ったユーチューバーさんのチャンネルに流れていき、それを吸収したユーチューバーさんが子供向けジャンルで絶大なインフルエンサーとなるシナリオです。

けいこぶ
私はかなり過酷でギャンブル要素の強い賭けだと思いますが、そのような方法に賭けてみるユーチューバーさんもいるでしょう。おすすめはしませんが否定もしません。

好きだから続けられるは本心か?

とはいえ、私の基本的な考えでは子供向けコンテンツのユーチューバーさんは収益化の観点では厳しくなっていくと思っています。

前の記事でもふれましたが、私は「子供向けコンテンツが好きだから収益化がなくても続けたい」といったユーチューバーさんに対しては、私は本当に心からそう思っているのか問いたいです。

(出典:八木仁平公式サイト「マズローの欲求5段階説をこの上なく丁寧に解説する。あなたの欲求はどのレベル?」より)

心理学の世界では、マズローの欲求5段階説という理論があります。

これは人の欲求は下位のものが満たされてから徐々に上位の欲求を欲するというものです。

そして、「子供向けコンテンツが好きだから収益化がなくても続けたい」といった想いをマズローの欲求5段階説にあてはめて考えてみると、いくつか心配な点が浮き彫りになってきます。

なぜならば、「好きだから続けたい」という欲求は「自己実現の欲求」あるいは他人から価値を認められたい「承認欲求」であり、マズローの欲求5段階説ではかなり上位の欲求になるからです。

これは、お金を稼いで生活を維持したいという「生理的欲求」「安全の欲求」は十分に満たされた状態での上位の欲求になります。

「お金なしでも続けたい」という人ははたして本当にお金は必要ないのでしょうか?

本当に必要ないのであれば上位の欲求として続けられると思いますが、そうでないのであれば土台が崩れていきますので、どこかで気持ちが折れるような気がするのです。

取り得る手段③「チャンネルの方向性を修正する」

おそらく、現実的にもっとも妥当な手段はこれだと思います。

YouTube側から与えられた4ヵ月の猶予期間の間に、チャンネルの方向性を修正していくというわけです。

チャンネル内に収益目的の動画と他とを分ける方法

今回の規約変更の文言を読みますと「子供向けコンテンツと分類されたコンテンツでは、分類したのがクリエイターなのか YouTube なのかを問わず、パーソナライズド広告の掲載を停止します。」と書いてあります。

子供向けコンテンツと分類された「コンテンツ」です。

ですので、チャンネル内のいくつかの動画が子供向けコンテンツと判断されて広告が制限されたとしても、それ以外の動画では通常の収益化が行えるとも読めます。

(このあたりの詳細は判明していないため、今後の動向を注視する必要があります)

そうあるのであれば、チャンネルの中に子供向けコンテンツではない(あるいはギリギリ子供向けコンテンツではない)カテゴリーを形成しておき、チャンネル登録者さんが離れていかない範囲で動画を混ぜていくというわけです。

下手をすればチャンネルのジャンルが混ざって変になってしまう恐れはあります。

ですが、子供向けコンテンツでは収益が絶望、とはいえチャンネルの方向性は大きく変えられないといった状況になってしまった場合には、そのような手立てを取るしかなくなってきます。

けいこぶ
このあたりはチャンネル運営のデリケートな部分になりますので、今後の詳細情報を注視しながら事前準備をしていく必要があると考えます。



まとめ

以上、子供向けコンテンツに対するYouTubeの広告規制に対してユーチューバーの取れる手段を3つご紹介しました。

いずれにせよ、手段を検討はすれど、動くにはまだ早いのには変わりありません。

ただし、何も考えずに詳細情報を待っていた場合、予想以上に子供向けコンテンツの収益化が絶望的であったのなら終わってしまうと思うのです。

子供向けコンテンツの規制対象となっているユーチューバーさんは、今のうちからいくつかの手段を考えておく必要があると考えます。

また、私たちのように今回の規制では関係のないユーチューバーであっても、いつなんどき同じような規制対象になるかわかりません。

対岸の火事ではなく常に当事者になる可能性がある

そのことを肝に銘じておきたいと思いました。