こんにちは けいこぶ(@kei_cob) です。
関西人は話の所々に「知らんけど」とつけることがあります。
といった具合に、何かと「知らんけど」を連発します。
あれ…
話している内容を知らないわけではないのです。
ちょっと特別な関西弁のニュアンスがあるのです。
というわけで今回は、関西でよく使われる関西弁「知らんけど」を解説します。
「知らんけど」の意味・ニュアンス
関西弁「知らんけど」の意味ですが、そのまま言葉の通りに読むと「知らないけれど」といった意味になります。
ただし、それだと関西人は知らないことに対して発言していることになり、とても無責任な発言をしている印象を受けてしまいます。
「知らんけど」は知っていることに対して使う
では「知らないけれど」と言っている関西人は無責任な発言をしているのかといえば、そんなことはありません。
関西人は「知らんけど」を会話の内容に自信がないとき、あるいは保証できないときに使います。
それゆえ、「知らんけど」と言っておきながら、ほとんどは内容を知っている場合が多いです。
・そこまで詳しくないけど
それゆえ、関西人が「知らんけど」といった場合は、その発言の内容に自信がないので使っていると思ってください。
「知らんけど」の使用に悪気はない
関西人は「知らんけど」を特に悪気なく使います。
それゆえ、関西人に「知らんけど」と言われたからといってイライラする必要はありません。
「知らんけど」には発言を曖昧にするニュアンスがありますが、だからといってあなたとの会話を適当に扱っているわけではありません。
単に発言内容に自信がないときに、何気なく使っているだけです。
「知らんけど」を使った例文を紹介
実際に関西弁「知らんけど」を使った例文をいくつかご紹介します。
なんとなくの感覚をつかんでいただければと思います。
それでいけるんちゃうか、しらんけど
「おそらくいける見込み」「自分のときはいけた経験」などの考えがあります。
意味合いとしては「たぶんそれでいけるんじゃない」になります。
知らんけど、たしか駅前に売店あったやろ
「記憶があいまいだけど、おそらくそうである」といったニュアンスです。
完全に覚えているわけではないけれど、記憶の片隅にある場合などに使います。
意味合いとしては「記憶があいまいだけど駅前に売店があったでしょ」になります。
「知らんけど」のイントネーション
関西弁「知らんけど」のイントネーションは比較的フラットに発音します。
関東イントネーションでは「知らんけど」と「らん」を強く発音したいと思いますが、そこは抑えてフラットに発音します。
共通語の「知らないけれど」と同じイントネーションになってしまわないよう注意しましょう。
まとめ
関西弁「知らんけど」はとっても便利な言葉です。
慣れてくると、ついつい何でもかんでも「知らんけど」をつけたくなります。
ただし…
「知らんけど」をあまりにも多用しすぎると、関西であってもさすがに適当な印象を与えてしまいかねないのでご注意ください。
○○○やで、知らんけど