こんにちは けいこぶ(@kei_cob) です。
私は大学を卒業して以来、長らくエンジニアをやっています。
エンジニアっていろいろ大変です。
技術の勉強はもちろんのこと、何かと資格やスキルアップが欠かせない職業だからです。
では学生にオススメできないかと言えばそんなことはありません。
何だかんだで自由なところもありますし、技術を磨くってのもRPGのレベル上げみたいで面白いものです。
ぜひとも学生さんにはエンジニアを目指してほしいものです。
と前置きはここまでにしておきまして、最近になって再びあの資格がネタになっていますね。
「ITパスポート試験」です。
「ITパスポート試験」って何かと定期的にネタにされていますよね。
試験の難易度もさることながら、公式の漫画も煽ってくるので仕方がありません。
だって…
こんなのどうみてもツッコミ待ちじゃないですか!
「……おお……なるほど(コイツやべぇ)」とネットでネタにされても仕方がありません。
おもしろすぎる漫画です。
3部作となっていますので興味のある方は暇なときにでも閲覧してみてください。
でも…
学生さんの気になるところってココじゃないですよね。
「ITパスポート試験」ってはたして仕事の役に立つのか?ってことだと思います。
今回は現役エンジニアとしての視点から「ITパスポート試験」が仕事に役に立つのかどうかを語ってみたいと思います。
「ITパスポート試験」は仕事の役には立たない
「ITパスポート試験」が仕事の役に立つかどうか?
一言でこう聞かれましたら…
私は「仕事の役には立たない」と答えるでしょう。
一応、どんな問題が出ているのかなと過去問にもひと通り目を通してみましたが、いかんせん内容が薄すぎます。
内容を薄く広げすぎて、もはや透けてしまいそうなほどペラペラです。
なので役に立つかどうかで聞かれたら役には立たないと思います。
こんな人はITパスポート試験に向いている
では逆に「ITパスポート試験」はまったく価値のない資格かといえばそんなことはありません。
「ITパスポート試験」が必要な学生さんは多いと思います。
それはどんな学生さんかといえば、この記事のタイトルを読んだときに…
「現役エンジニアって何のエンジニアなんだよ」と疑問に思わなかった人です。
エンジニアって広いです。
工場でライン(製品を組み立てを行う製造工程)を設計するのもエンジニアですし、室内で延々とプログラムを組んでいるのもエンジニアです。
ハードかソフト、業界や職種などさまざまな分野にエンジニアは存在します。
それなので「現役エンジニア」と言われても…「あんたなにやってるエンジニアだよ」となるのが自然です。
それゆえ、そういったエンジニアの区別すらつかないほど知識がない人には、とりあえず「ITパスポート試験」で幅広い知識を習得するのもアリだと思います。
ITパスポート試験に専門性は期待しない
ちなみに、ITパスポート試験に専門性を求めてはいけません。
これはあくまでも基本的な知識を問うレベルの資格です。
取得したところで、せいぜい「パソコンにちょっと詳しい人」程度の認識です。
実務的な専門性にはほど遠いところがあります。
しかも暗記科目のようなもので、エンジニアの資質である発想力を問うものはありません。
どちらかといえば歴史の勉強に近いと思います。
私は初級システムアドミニストレータを持っている
私は「ITパスポート試験」の前身である「初級システムアドミニストレータ」の資格を持っています。
「初級システムアドミニストレータ」は、当時はネタとされる資格の1つでした。
「ITパスポート試験」はそんな初級シスアドよりもはるかに容易となっていますので、それはネタにされても仕方がありません。
まとめ
以上、「ITパスポート試験」に関してズラズラと書いてみました。
とりあえず結論をいえば「仕事の役には立たない資格」です。
しかしそれは、常識的に知っているという意味で役には立たないと言っている節もあります。
仮に「ITパスポート試験」の過去問をみて「何を言っているのかさっぱりわからねぇ…」といったレベルの人は、とりあえず「ITパスポート試験」を取得するのをオススメします。
一応は国家資格ですし、何らかのモチベーションアップにはなると思います。