セルってなに?
Excelの勉強をはじめた最初のほうでとまどう単語はいろいろあるとは思いますが、セル(cell)もその1つではないでしょうか。
Excelを起動するとこのような画面がでてくると思います。
なにやら方眼紙のようにマス目がわけられていますね。
このマス目のことをセルといいます。
じゃあ呼びかたはマス目の方がわかりやすいのでは?と思われるかもしれませんが、これはエクセル自体が海外で作られたものですので仕方がありません。
スマートフォンをわざわざ日本語で高機能携帯電話端末と呼ばないのと同じです。
行列ってなに?
Excelの各マス目のことをセルと呼ぶのは先ほどご説明したとおりですが、Excelではこのマス目がビッシリと敷きつめられています。
あまりにも数が多いので各セルの位置に呼び名をつけてあげなければ、どのセルがどれだかわかりません。
そのため、セルが横に並んだものを行、セルが縦に並んだものを列といいます。
ここに1列に並んでくださいといわれれば縦に並ぶと思います
日常生活のなかにも行列の概念はまぎれていますのでそれをイメージするとごちゃ混ぜにならないかと思います
また、Excelの行列は行は番号順、列はアルファベット順になっています。
それゆえ、↑ のような状態は「3行目」が選択されているといわれます。
対して、↑ のような状態は「C列目」が選択されているといわれます。
行列があわさった状態はなんと呼ばれるか?
ではこのような状態はどう呼ばれるかといいますと、3行目のC列目が選択されていますので、それらを合わせてC3と略して呼ばれることが多いです。
参考書などではA5、E9、T9などの表記で書かれている場合が多いとは思いますが、くだいていけば行と列を組みあわせているだけなのです。
この行列の関係は、Excelに慣れたひとでも逆にしてしまうことがありますので注意が必要です。
列のアルファベットはZの後はどうなる?
行は番号順に数が増えていきますのでイメージがつきますが、列はアルファベット順で増えていきます。
ではアルファベットがZ列をこえたらどうなるかをみてみましょう。
このようにZ列をこえたら再びA列にもどります。
ただし、A列のまえに繰り上げられたアルファベットがつきます。
同じようにAA列のさきは、繰り上げられてBA列となります。
このようにAA、BA、CA・・・と果てしない列が続いていきます。
さらにさきにあるZZ列の先にはさらに繰り上げられたAAA列があります。
ここまでくると頭が痛くなるほど膨大なデータですね。
それがいまではさらに上限があがったのです
行列はいったい何個あるのか?
Excelの行列はいったい何個あるのかと思われるひともいるかもしれませんね。
Excel2016では行列の上限は行が1048576行、列が16384列となっています。
Excel2003までは行列の上限は行が256行、列が256列でした。
私と同じような世代のひとは256行256列のほうがなじみ深いのですが、いまのExcelはすごいですね。
ただ、たしかにExcelでデータをまとめていると256列では到底おさまらないことが結構ありましたので増えてくれる分にはありがたいです。
まとめ
ぜひとも内容をマスターして一緒にExcelを習得していきましょう
- セルの概念
- 行列の概念
- 行列の最大値
※本講座はExcel2016をもちいています
今回はExcelのセルや行列の意味合いについて勉強していきましょう