こんにちは けいこぶ です。
いきなりですが本題です。
Google Adsense(グーグルアドセンス)、Google Analytics(グーグルアナリティクス)の両方を使用している状態でブログのPV数を報告しているあなた、もしかしたらヤバイかもしれませんよ。
■目次■
グーグルアドセンスはPVの公開を認めていない
ブログのPV報告って結構あちらこちらで見かけますよね?今月は12000PVを達成したやら30000PVを達成したやら、各ブログの管理人さんが意気揚々とPV数を報告しています。
それらがグーグルと関係ないツールによるPV計測なら大丈夫だとは思いますが、なかには明らかにグーグルアナリティクスを利用しているとわかる人もちらほら…。
グーグルアドセンスの規約ではグーグルアナリティクスを用いたPV数の報告は規約で禁止されていると解釈できます。
せっかくですので、グーグルアドセンスのオンライン利用規約を確認してみましょう。
以下にグーグルアドセンスのオンライン規約を引用させていただきました。なお、このオンライン規約はたまに更新されていますので常に最新版を確認してください。
(以下のリンクから「日本」を選ぶと日本語の利用規約を読むことができます)
11.秘密保持
お客様は、当社の事前の書面による承諾なく Google 機密情報を開示しないことに合意するものとします。「Google 機密情報」には、(a)本サービスに関連する一切の Google のソフトウェア、技術および文書、(b)本サービスとの関係において広告媒体の実績に関連したクリックスルー率その他の統計、(c)本サービスにおける非公開のベータ版機能または体験版機能の存在、それに関する情報、またはその規約ならびに(d)Google により提供されるその他の情報であって、機密であると指定されるか、それが提示される状況において通常機密とみなされるものが含まれます。(出典:Ansenseオンライン利用規約)
どうですか?私は(a)あたりがかなり危険だと思うのですがいかがでしょうか?
グーグルアドセンスに関連する一切のGoogleのソフトフェアの機密情報を開示してはいけないと明確に書いてあります。
この場合、グーグルアナリティクスのPV数情報が機密情報か否かが焦点になると思います。
では機密情報って何だ?って話ですよね。
大辞林 第三版の解説
きみつ【機密】
〔枢機に関する秘密の意〕
重要な秘密。主に政治上・軍事上の事柄についていう。 「国家の-」 「 -文書」 (出典:コトバンク「機密」)
機密とは「重要な秘密」のことです。
グーグルアナリティクスのPV数は重要な秘密情報ですか?
私は重要な秘密情報だと思いますよ。
PV数を測定するワードプレスのプラグインの中にはしっかりと測定しようとすれば有料なモノが多いですよね。なぜ有料になるのか?それは詳細なPV数の計測情報は重要な情報になるからです。それゆえ、お金を取れるほどの情報は利用規約にある重要な秘密に値すると思うのです。
PV数を報告しているブログはすべてアウトなのか?
では(グーグルアナリティクスを用いての)PV数を報告している(グーグルアドセンスを貼っている)ブログはすべてアウトなのかということですが…
私はすべてアウトだと思います^^;
いろいろな見解があるかと思いますが、利用規約に記載されている以上どうしようもないと思いますよ。また、こういった規約や法律関係の文章ってどうしても曖昧に書く慣習があるのです。
私も仕事上、発明特許の請求項を読み漁ることがありますが、まあこの利用規約ばりに曖昧な言い回しだらけです。ただ、1つだけ言えることがあります。それは…
グレーゾーンの抵触はいつアウトになってもおかしくはありません。
実際、PV数を報告してしまったがためにグーグルアドセンスをBANされてしまったという報告はたまに見かけますので、グレーゾーンなのは間違いないのではないでしょうか。
生き残っているブログはなぜOKなの?
PV数を報告しているブログは検索すれば山のように出てきます。
でもそれらすべてのグーグルアドセンスがBANされているかといえばそんなことはありません。
弱小ブログすぎてチェックされていないだけかも?
グーグルとはいえ世の中のすべてのブログを逐一チェックするのはおそらく不可能です。(たぶん無理だよね?)
それゆえ、生き残っているのはなくそもそも眼中に入っていない可能性があります。
世の中のブログの7割くらいは弱小ブログです。
(アフィリエイト市場調査2017ではおよそ7割のサイトは月収1000円未満と報告されています)
それゆえ、その7割を超えない限りはあまり目立たないだけなのかもしれません。しかしそれはあくまでも目立っていないだけで根本的なリスクは何も解決されていません。やはり危険だと思います。
うまくグレーゾーンで対応している
PV数を報告しても生き残っているブログには有名どころもあるでしょう。
ではそういったブログはどうしているかといえば…
きっとうまいことやっているのでしょう。
その規模のブログになるとグーグルアドセンスの規約のことなど知らないはずがありません。それを知ったうえで確実に大丈夫という根拠を確立しているのでしょう。
しなしながら、私たちにはその根拠が何かはわかりません。
実際にグーグルアドセンスに問い合わせを行い言質を取っているのかもしれませんし、法律にとても詳しくて十分に大丈夫との判断ができているのかもしれません。
しかし私を含めた一般人にはそんな高度な手法は取れません。
ただ、実際にグーグルアドセンスに問い合わせをするのは良いかもしれませんね。なんか変に目をつけられそうで嫌ですが、質問自体は決して変なことではないでしょう。ちょっとどこかで質問してみようかと思います。(てかどうやって質問するのだろう…)
<後日談>
え~と…
結果だけ先に言いますとGoogleアドセンスさんへの問い合わせはできませんでした!
いろいろと調べたのですが、どうやらGoogleアドセンスさんへメールでの問い合わせを行うにはある程度のパワーブログさんじゃないとできないっぽいです。
メールサポート
週あたりの収益額が最小要件を継続的に満たしている場合は、メールによるサポートをご利用いただけます。ご希望の場合は、ヘルプセンターのフォームからリクエストしてください。AdSense アカウントで YouTube の収益が発生しているサイト運営者様は、メールサポートをご利用いただけません。YouTube ヘルプセンターをご利用ください。
メールサポートの対象となっているサイト運営者様は、ヘルプセンターの各ページにある [お問い合わせ] ボタンをクリックすると、お問い合わせフォームが表示されます。そちらからメールをお送りいただくと、Google のサポート担当者から返信が届きます。通常は 2 営業日以内に返信いたしますが、休日が含まれる場合はさらに時間がかかることがあります。
(出典:Googleアドセンスヘルプフォーラム)
ちなみに私の管理画面には…
「お問い合わせ」からのフォームが出てきませんでした\(*^◯^*)/
どうやら週に25$程度の収益を上げているサイトさんなどの条件があるみたいで、私には雲の上の話だったようです。
密告でバレるケースが多いかも?
他のブログを読んでいて恐怖を覚えたこと。
それはグーグルアドセンスの規約違反で消される原因は他人からの密告によるものだという噂です。
世の中で一番恐い存在は人間です。ブログが大きくなればなるほど、ジャンルが他人とかぶったり何らかの主張が食い違ったりして負の感情を持った読者を増やしてしまうかもしれません。
そんな読者の中には、ブログを全力でつぶしにかかろうとする人がいても何らおかしいことではありません。
まとめ
結局のところグーグルアナリティクスを用いたPV数の報告はグーグルアドセンス的にアウトなのか否かですか…
私は限りなくアウトだと判断します。
それを突っ切ってグレーゾーンを貫き通したとしても、時間が経てば経つほどストレスになります。
ある日突然BAMされるかもと常に心配してしまうくらいなら最初からやめておいた方が良いでしょう。
ちなみに、この記事は他のブロガーさんを不安にさせるのが目的ではありません。
なぜならば…
私が一番不安になっていたからです^ω^;
この記事を書く次の週くらいにPV報告でもするか!と思っていたのです。今思えば危なかった…非常に。
それなので、私はPV数の報告はGoogleアナリティクスとは無関係なJetpackプラグインを利用して行うことに決めました。
詳細な解析までは難しいですが、まあブログの運営報告程度の情報は十分手に入ると思います。