こんにちは けいこぶ(@kei_cob) です。
皆さんは賃貸派ですか?それとも持ち家派ですか?
この議論ってもう何十年も続いていますよね。
いい加減、うんざりするのは私だけでしょうか?
何がうんざりするかって言いますと…
結局どっちやねん!ってなるところです。
もうね、どのブログもサイトも書いてある結論は同じことばかり。
賃貸も持ち家もケースバイケースです、状況に応じて考えましょう。
…そんなんはわかっとんじゃい!オマエはどっち派なんか聞いとんじゃい!ってなるんですよ。
ケースバイケースなんて言いつつ、誰しも必ずどっちかに傾いていると思います。それなのにどっちつかずのスタンスで語るサイトが多すぎます。
そんな賃貸vs持ち家論争に関して私のスタンスを語りたいと思います。
■目次■
ハッキリと言おう「賃貸派」であると
そんな私は賃貸派か持ち家派のどっちかと言いますと…賃貸派です。
なんで賛成派だって言えるかって?
賃貸に住んでいるからですよ。もしも私が持ち家派なら既に持ち家を買っているはずです。
私は都会に住んでいますが、家賃ってなかなかバカにできません。毎月、結構な額を家賃として支払っています。
では家賃がもったいないか?
全然そうは思いません。
そもそも家賃が「もったいない」ってのがよく理解できません。家賃はもったいなくて、持ち家のローンはもったいなくない理由がわからないのです。
私からすればどちらも「もったいない」です。
持ち家は資産になる?
そらなるでしょう。前提としてローンを払い終わるまで無事に過ごせたらの話ですけどね。
持ち家を一括キャッシュで余裕をもって買うことのできる状況なら、条件付きで少し気持ちも変わっているかもしれません。ただ、私を含めた多くの人は銀行から多額のお金を借りないと持ち家なんて買えないですよね。
多額のローンを借りて持ち家を買うのなら…やっぱり私は断然賃貸派ですね。気楽さが桁違いです。
いつまでも会社があるとは限らないって恐くね?
多額のローンを借りたくない理由。
それはシンプルです。
収入源である会社がいつまでもあるとは限らないからです。
自営業やフリーランサーなど一部の人たちを除いて、ほとんどの人は会社からお給料をもらって生活していると思います。
つまり、会社に生活を預けているのです。
極端な言いかたをすれば、人生の責任を他人まかせにしているのです。自分ではどうしようもない要因によって生活が一変することもある状況です。
そんな他人任せの状況下で35年ローンなんてとても組めません。
狂気の沙汰としか思えません。
35年ってながいですよ。
逆に考えてみましょう。
今は2018年ですので、35年前といったら1980年代半ばです。
1980半ばに「2018年に生き残っている会社」なんて想像できましたか?
少なくとも私はできませんでした。
また、会社が残っていてもリストラなどで職を失った人も大勢います。
リストラされた多くの人たちは「俺たちはリストラされるねん」と思って働いていたのですか?
違うでしょう。
リストラされるなんて思ってもなかったと思います。
結局、未来なんて誰にもどうなるかわからないんですよ。
そんな中、なんで35年もローンが払える自信があるのか私にはわかりません。
転職すればええだけやんけ!
本当にそうでしょうか?
転職って簡単に言いますけど、ある程度の年齢が経ってきたら大変ですよ。
ここは日本です。
アメリカではありません。
ことわっておきますが、別に35年ローンを組んでいる人を批判したいわけではありません。
ただ単にリスクの話をしているだけです。
地獄:ローン返済途中に会社が倒産またはリストラされる
取り返しのつかないご近所付き合いって恐くね?
持ち家を考えた場合につきまとう大きな問題の1つ。
それがご近所付き合いです。
賃貸ってホント気楽です。
そもそものご近所付き合いが圧倒的に希薄ですし、仮にご近所付き合いに失敗したら引っ越したらいいだけです。
対して持ち家は…完全なギャンブルじゃないですか。
もちろん、ほとんどの人は何事もなくご近所付き合いをしていると思いますよ。変な人ってなんだかんだで圧倒的な少数派ですしね。
それでも可能性は0ではありません。
先ほどの会社の倒産やリストラの話にも通じますが、これっていわば無保険でクルマを運転しているのと同じだと思うんですよ。
ほとんどの人は大丈夫ですが、大丈夫じゃない人は必ずいる状況です。
そんなギャンブルに人生単位でつぎ込めるってスゴイと思います。
仮にご近所が変な人にあたってしまったら…考えただけでも地獄です。
変な人にもいろいろなタイプがおりますが、例えばゴミ屋敷、騒音、癇癪持ち、不良、不潔、神経質、無法者あたりでしょうか。
つらい。考えただけでも日々の生活がつらいです。
1人の人間を相手にするのって大変です。大人になった人間はそうそう更生することもありません。
そんな人間に疲弊するくらいなら、いっそのこと引っ越した方が楽なのですが持ち家ではそれができない。長期ローンの致命的な欠陥だと思うんですよ。
地獄:ご近所に変人がいるが引っ越せない
子供がいじめられたらと思うと恐くね?
私には子供がいないのでこれは想像の範疇になってしまうのですが、持ち家で住む土地が縛られてしまうと子供が学校でいじめられた場合に逃げ道がなくなると思うんです。
いじめ?うちの子に限ってそんなことない!
これも先ほどの倒産・リストラや変なご近所さんと同じです。
ほとんどの人は自分の子供がいじめられるとわかって学校に入学させるのではありません。結果的に、気づけばいじめられていたというパターンがほとんどでしょう。
そんな事態になった場合、学校がどうにかしてくれれば良いのですが、どうにかならない場合もあるでしょう。メディアで取り上げられるようなクズな学校だと「イジメの事実は確認できなかった」と問題にすらしてくれないかもしれません。
これも変なご近所さんのケースと同じく、引っ越しができれば何とかなる場合も多いと思います。ですが持ち家ではそれができません。
ローンがあるからイジメは我慢しなさい!と子供に言うのでしょうか?
私はイジメの問題を考えると、どうも安易に持ち家という選択肢は無謀に思えてしまうのです。繰り返しますが、私は不安をあおっているわけではありません。事実、ほとんどの家庭にとって子供のイジメ問題は発生していません。
ただただ、リスクの問題として度外視するべきではないと言いたいのです。
地獄:子供が学校でいじめられて逃げ場がない
中途半端な持ち家は設備がしょぼい
持ち家とひとことで言おうにも新築やら中古やらいろいろあると思います。ピッカピッカの新築を買うのなら関係のない話ではありますが、中古の持ち家を買う場合、設備が賃貸よりしょぼい場合が往々にしてあり得ます。
最近の賃貸は設備が充実しています。
それなりの家賃を払えば、カウンターキッチンにオートロック、宅配ボックス、ビデオ付きインターフォンなどの生活を快適にしてくれる設備が付属している場合がほとんどです。
たいして中古の持ち家は、それなりにお値段のする中古物件を除いて、ひと世代前の設備のままの物件が多いです。
築10年以内のハイテク中古ならまだしも、築30年以上の古い物件はどうも好きにはなれません。
もちろん、最近はリノベーションといって古い家をプチリフォームしてキレイにするといったのが流行っていますが、あれも完全にやろうとすれば百万円単位でお金が飛んでいくので悩みものです。かといって業者がリノベーションした物件は価格に費用が上乗せされているので結局はお高くなります。
あと、大きいマンションを買う場合はマンションが大きいゆえに発生する手間もあります。具体的に言えば…「エレベーターがなかなか来ない」「駐輪所までが遠い」などでしょうか。中途半端にエレベーターをケチってる大型マンションの高層階なんてのは特に最悪です。
もちろん賃貸でも同様の問題はありますが、賃貸のマンションってコンパクトなタイプが多いので何かと小回りが利く物件が多いです。
この件に関しては賛否両論あるとは思いますが、私はグレードを落とすくらいなら気楽な賃貸で十分です。
地獄:賃貸以下のオンボロ設備での生活
まとめ:お金がないなら賃貸
以上、「倒産・リストラ」「ご近所付き合い」「子供のイジメ」「設備のグレード」に関して話してきましたが、最初の話に戻しますと「一括キャッシュで買えるお金があったら条件付きで持ち家もあり」なのです。
その場合の条件としては「致命的な問題があったら売却して引っ越す」ことです。持ち家のメリットを享受しつつデメリットだけ完全に排除できる。そんな状況下でしたら持ち家もありでしょう。
そうでないのなら私は絶対に賃貸派です。
結局、他のブログやサイトでよく見かける「ケースバイケース」ってお金なんでしょ?と思います。お金があれば「ちょっと買ってみるか」で買ってみれば良いのです。
家族がいる場合、持ち家だと団体信用生命保険(通称:団信)による生命保険的な意味合いで持ち家を買うこともあるかと思います。
でも、それとここでご紹介した心配事とは別次元です。それはそれ、これはこれです。
団信は契約者がローン支払い中に亡くなった場合の心配事に対する保険です。対して、私のご紹介しているのは契約者が元気に生きている場合に発生する心配事です。
元気に生きている場合は何か保険がありますか?
最近は民間の失業保険などは増えてきましたが、ご近所付き合い保険や子供イジメ保険なんてのは聞いたことがありません。基準もあいまいなので今後もできることはないでしょう。
そうなるとやはり、心配事はつきないでしょう。
私はこれからも上記の心配事が解決しないうちは賃貸に住み続けます。何か解決する糸口が見つかれば、また追ってご報告します。