【反響音対策】吸音材によってYouTubeの音質を改善した話【ユーチューバーにとって音は命】

僕は最近、家を引っ越しました。

そして引っ越しに伴い、

YouTube録音環境
  • マイク
  • ディスプレイ
  • キーボード
  • ポップガード

YouTubeの録音に関する機材もすべて移動させました。

そして、何とかすべての機材を移動させ、新しい家でYouTubeの録音を開始すると致命的なトラブルが発生していることに気づきます。

それは何かといいますと…

録音した音が信じられないぐらい反響しているのです

音が反響している、つまりは籠っているような音になっているのです。

これ…

以前と比べてどのぐらい反響したかを知っていただくために、

  • 以前の部屋で録音したデータ
  • 新しい部屋で録音したデータ

を聞き比べていただきたいと思います。

以下にそれらの音声データを貼っておきますので聞き比べてみてください。

①以前の部屋で録音したデータ

②新しい部屋で録音したデータ

………

どうでしょう。

これらの違い…わかりますか?

はい、そうです…

新しい部屋での音が籠りすぎです…反響しすぎです!

これはまるでマイク…

まあ、マイクを使っているのでマイクには違いないんですけど、なんというか…

会議室でのプレゼンのような音質になっています

これには絶望しました。

まさか部屋が違うだけでここまで反響音が違うとは。

しかしながら、落ち込んでいても仕方がないので対策を施すことにしました。

同じような境遇に陥ってしまったユーチューバーの人に向けて、僕の行った解決策を紹介します。

ぜひとも何らかの参考にしていただければと思います。

防音のしっかりした部屋を選んだら…まさかの反響音トラブル…

壁に吸音材を張ることによって反響音を減らす

僕は部屋の反響音に対して色々と情報を収集した結果…

壁に吸音材を張ることによって反響音を減らすことにしました

吸音材とは?

空気中に伝わる音波の振動を熱エネルギーに変換させることを目的とした素材のこと。熱エネルギーに変換させることで音を減衰させ、反響音を小さくすることができる。

吸音材をAmazonで検索した結果、どうやら

  • 25cm×25cmの小型タイプ
  • 50cm×50cmの大型タイプ

の2つが主流となっていることを知りました。

それらをふまえ、僕が選んだ吸音材はコレです↓

この商品は吸音材が20枚セットとなっており、とりあえず僕が使っている部屋で貼り付けるには十分な枚数でした。

この吸音材を使って、部屋の反響音をどうにかすることにしました。

吸音材を壁に貼り付けていく手順紹介

まずは吸音材を貼り付ける壁を選び、その壁に養生テープを貼っていきます。

吸音材の下地に養生テープを貼ることで、後で吸音材を剥がす際に剥がしやすくなるんです

とりあえず壁一面に養生テープを貼りつけました。

そしてひと通りの貼りつけが完了すると、ここに購入した吸音材を貼り付けていきます。

僕が買った吸音材は両面テープがついているタイプでしたので、吸音材に何かをつける必要はありませんでした。

実際に吸音材を貼っていくと、何となくそれっぽい雰囲気になってきました

吸音材の販売メーカーによっては切れ目がバラバラになっている粗悪品もあるみたいですが、僕が買ったものはそこまでズレはありませんでした。

一応、mm単位で誤差がないかといえば多少のズレはありますが、気になるレベルではありません。

そんなかんだで、反響しそうな壁に次々と吸音材を貼っていきました。

そして…

吸音材を貼りつけたYouTube録音環境の完成です!

写真には写っていませんが、椅子に座ったときの正面と側面にも吸音材を貼っています。

吸音材が20枚セットと豊富にありましたので、余裕をもって使うことができました。

もちろん人によって必要な枚数は違うかと思いますが、やはり20枚はあった方がいいと思います。

吸音材によるYouTube音声の変化を確認

YouTubeの録音環境に吸音材を貼りつけたあと、さっそく音声を収録してみました。

ここでは「以前の部屋」「新しい部屋(吸音材なし)」「新しい部屋(吸音材あり)」の3つを比較したいと思います。

①以前の部屋で録音したデータ

②新しい部屋で録音したデータ(吸音材なし)

③新しい部屋で録音したデータ(吸音材あり)

まあ…

合格点だと思います!

以前に比べるとまだ完全に反響音がなくなったとは言えません。

ただし、吸音材によってかなりの反響音を抑えることができました。

僕はこの程度ならYouTubeの収録を再開できると感じています。

部屋の反響音により一度は絶望しましたが、何とか活動を再開できそうです。

吸音材を試してみてホントよかったです!

吸音材を壁に貼り付ける際の注意点

今回、僕は吸音材を貼りつけることで反響音を低減することに成功しましたが、1つだけ我慢しなければいけない問題がありました。

それは、

吸音材の臭いです。

これは他のメーカーの吸音材にも言えることですが、新規の吸音材というのはとにかく臭いです。

吸音材全体からイカのような臭いが漂っており、それが部屋全体に蔓延します

僕はネットのクチコミによって事前に臭いに関しては把握していましたが、実際に貼り付けてみると強烈です(笑)

吸音材の臭いは1ヵ月程度でなくなった

そんな吸音材の臭いですが、だいたい1ヵ月ぐらいでなくなりました。

一応、効果があったのかはわかりませんが、脱臭用の臭い取りも部屋に置いておきました

臭いが取れるまでの1ヵ月間はホント…我慢の時期です。

というよりは、あまりにも初期の臭いが強烈なため…

この臭いって時間をおいても取れないんじゃないの?

とすら思ったものです。

それほどイカ臭いのです(泣)

ですが、僕の部屋では1ヵ月程度で臭いはなくなりました。

僕と同じように吸音材によって反響音を減らそうと思っている人は、このイカ臭にはご注意くださいませ。

今ではすっかり臭いが取れたけど…最初はホントひどかったよ

ユーチューバーにとって反響音は天敵

今回、僕は吸音材を購入することで反響音をどうにかすることができました。

結果的には成功してよかったのですが、ホント今回のトラブルは勉強になりました。

ユーチューバーがお部屋選びをするときには部屋の反響音にも注意が必要です

ちなみにですが、僕の以前住んでいた部屋では外部からの騒音が大きく、僕は次の家ではもっと静かな環境で収録したいと思っていました。

ですので引っ越しの際には、部屋の防音がしっかりしているかを重点的にチェックしました。

ただそのとき、部屋の反響音に関しても意識しておくべきだったのです

一応、お部屋の内覧時に「この部屋…結構音が籠るな」と気づいてはいたのですが、家具や物を入れると反響音はなくなると思っていました。

ですが実際は…反響音がすごかったというわけです。

家具や物がない時点で反響音が大きい場合は、その後も反響音が大きいと思っておきましょう。

今回、ユーチューバーの反響音対策として吸音材によるトライを行いましたので、その結果をご報告しました。

同じような境遇にいるユーチューバーさんの参考になれば幸いです。